誰でも可愛がっていたワンちゃん猫ちゃんが天国に旅立ってしまったら落ち込みますよね。
でもそれが、長いこと気持ちが沈みっぱなしだったり、
なにをしても楽しくなかったりしたら、
もしかして、「ペットロス症候群」にかかっているかもしれません。
ここではペットロス症候群とその症状を簡単にまとめて、
またペットロス症候群になったときの適切な2つの対処法を紹介します。
ペットロス症候群とは?症状とは?
ペットロス症候群とは、ペットを失うことで患う精神疾患と身体の不調のことです。
具体的な症状は…
【精神面】
・落ち込む
・喪失感や虚無感
・やる気がでない
・疲労感
・情緒不安定 など
【身体的】
・不眠
・めまい
・摂食障害 など
これらの症状に心当たりのある場合、ペットロス症候群にかかっている可能性が高いです。
中には「ペットくらいで大げさ」と心ないことを言う人がいたり、
「私って異常なのかな」と不安に思ったりするかもしれません。
でも裏を返せば、それくらい愛情深い人だということ、
さらに言えば、それくらいペットが大切でかけがえのない存在だったということです。
シニア世代だと、子育ても終わり仕事もリタイアしペットが生きがいだった場合、
愛情を注ぐ受け皿がなくなってしまい、
特にペットロス症候群になりやすい傾向にあります。
ペットロス専門のカウンセラーに相談してみる
ペットを失ったショックで、心を病み、身体も不調になり、
ひどい場合は「うつ病」になってしまうケースもあります。
自身のためにも、また周りの方にも心配をかけますし、それはよくないですよね。
そうならないためにも心のケアをすることが大切です。
そこでペットロス症候群になったときの適切な2つの対処法を紹介します。
1つ目は「ペットロス専門のカウンセラーに相談すること」です。
「カウンセラーって抵抗ある」や「仕事として割り切った人に大事なペットのなにが分かるの?」と嫌悪感がある方もいると思います。
そこでペットロス専門のカウンセラーについて簡単に説明します。
まずペットロス専門のカウンセラーは人間相手のカウンセラーの延長ではなく、
ちゃんとした専門分野としてあります。
ペットロス専門の講座や「アニマル・ペットロス療法士」という人もいます。
人間と動物の関係やペットを看取る飼い主の心理、高齢・傷病のペットのケアや向き合い方など、かなり掘り下げた専門的な内容です。
飼い主の気持ちにより寄り添えるように、あらゆる面から学びます。
またペットロス専門のカウンセラーの多くは、自身もペットロス経験者や、ペットが好きな人のようです。
同じ境遇の人、体験をした人に話を聞いてもらうと思うだけで、気持ちが前向きになりますよね。
ペットロス専門のカウンセラーでは、
「新しいペットを迎えたが、前の子と比べてしまう」や
「ペットがいなくなってしまったらと思うと不安」など
ペットロス症候群ではなくても、ペットに関する悩みならなんでもオッケーです。
「やっぱりいきなりカウンセラーというのは…」という方には、
ペットロス専門のカウンセラーが運営しているブログを見たり、
カウンセラー以外にも動物医療従事者やペット霊園関係者もペットロスに関わる講座受講者が多いので、気持ちを打ち明けてみるのもいいかもしれませんね。
ペットロス経験者が集う掲示板を参考にしてみる手も
二つ目は「ペットロス経験者が集う掲示板を利用すること」です。
カウンセラーが「話すケア」なら、掲示板は「書くケア」です。
同じ経験をした者同士で悲しみを分かち合い、思い出に浸ることで、心を癒します。
掲示板の良いところは、だれに気兼ねすることなく、自分のペースで、自分の気持ちを書き込めることです。
具体的に掲示板の内容を見てみると、
亡くなったペットへ宛てた手紙や、写真も投稿したペットとの思い出が多いです。
ペットの共通点や「ペットあるある」で飼い主同士の交流もできます。
掲示板には「通報システム」もあり、
不快な書き込みや荒らしなど削除できるので
安心して利用できますね。
いかがでしたか。
時間が解決してくれることもありますので、無理に前向きになろうとせずに
ゆっくり自分のペースで受け入れていきましょう。