「あごが痛いな」と感じたら「顎関節症」かもしれませんよ!
顎関節症とは、あごが痛くなったり、口が開かなくなったり、
あごを動かすと音が鳴ったりする障害です。
「あごの障害なんて治療が怖い」「治療費が高そう」と思いますよね。
でも大丈夫!
「マウスピース」で治療する方法があります。
そこで顎関節症のマウスピースの保険の適用について、
マウスピースで症状が悪化するのか?
マウスピースの値段とマウスピースの利点など分かりやすくまとめました。
顎関節症のマウスピースって保険適用される?
結果から言うと、マウスピースに保険は適用されます。
顎関節症は「病気」ではなく、くくりとしては「障害」です。
なので、保険はちゃんと適用されますよ。
ただし、歯医者によって値段や治療の進め方は異なります。
ぜひ自身にあった歯医者を見つけて通院しましょう。
また市販のマウスピースもあります。
こちらは入手はお手軽ですが、保険は適用外になります。
せっかく保険がきくので、
自身の型にあったマウスピースを歯医者でしっかり作ることを
おすすめします。
顎関節症にマウスピースは悪化する?
顎関節症治療のマウスピースは症状を悪化させる恐れはあるのでしょうか?
結果としては、あります。
ここでは正しくないマウスピースの使用で症状が悪化するケースを2つ紹介します。
①自身にあっていないマウスピースを使ったとき
自身の型にあっていないマウスピースを使うと、
痛みが増すなど症状が悪化する場合があります。
さらに頭痛や肩こりなど別の症状を引き起こすこともあります。
なので、なるべく歯医者で作った自身専用のマウスピースをつけしょう。
②手入れを怠ったとき
口の中は雑菌が多いです。
マウスピースの手入れを怠たり、
不衛生の状態で使い続けると虫歯や歯周病の原因になります。
なので、オーラルケアとマウスピースの手入れは心がけましょう。
顎関節症にマウスピースが良い理由と値段は?
顎関節症治療にマウスピースが良い2つの理由を紹介します。
①他の治療と比べると安価
矯正治療や外科手術と比べると安価で治療できるところがメリットです。
マウスピースの作製はだいたい5000~1万円くらいです。
ちなみに市販のマウスピースは数百円~3000円くらいです。
②比較的安全に治療できる
歯を削ったり切開したりしないので、
身体の負担が少なく比較的安全に治療できるところがメリットです。
このように歯の形自体を変えずに治療する方法を保存的治療と言います。
マウスピース治療の種類には何がある?
マウスピースにもいくつか種類があります。
そこでマウスピースの治療種類を4つ紹介します。
①前歯接触型スプリント
前歯のみに装着するマウスピースです。
口を開けるときの筋力をつけ、
閉じるときの筋力を和らげる効果があります。
②全歯列接触型スプリント(スタビリゼイションスプリント)
上下すべての歯を均一に接触させるマウスピースです。
噛み合わせのズレを解消し、
咀嚼時に変なところに力が入っていた緊張を緩和する効果があります。
③前方整位型スプリント
上あご、または下あごのすべての歯に装着するマウスピースです。
あごを動かすと音が鳴る場合、このマウスピースが使われます。
④ピボット型スプリント
奥歯の接触異常時に装着するマウスピースです。
口を開けるとき痛みがある場合、症状を緩和する効果があります。
最後に
顎関節症は10代~20代の女性がなりやすいと言われていますが、
最近では成人男性でも発症する方が増加傾向にあります。
ストレスが原因とも言われています。
ちなみにマウスピースの装着は基本的には就寝時です。
なので、日常生活において見た目など気にすることなく治療できますね。
少しでもあごの痛みを感じたらぜひ最寄りの歯医者を受診しましょう。