女性が実印を持つことについてどう思いますか?
以前は「独身のうちは親の名義を借りて」
あるいは
「結婚したら夫名義で」と
女性が実印を作ることに消極的な考えを持っていたかもしれません。
しかし、結婚しても共働きだったり、
個を大切にする家庭だったり
ライフスタイルが多様化し、
女性でも実印が必要な場面、ないと不便な場面はたくさんあります。
そして、持つからには自分オリジナルの、
なおかつ女性らしさを兼ね備えた
世界でたった一つの実印が欲しいですよね。
そこで女性向けの実印書体や、
そもそも「ひらなが」の実印でも大丈夫なのか、
女性に人気のサイズとその理由、
実印と他のハンコとの大きさの違いなど
分かりやすくまとめました。
実印に女性向けの書体ってあるの?ひらがなでも大丈夫?
そもそも実印登録にひらがなの印鑑は良いのでしょうか。
答えは「良い」です!
ただし条件があり、
「住民票に記載されている名前に限り」ます。
例えば、住民票の登録名が「田中ひろ子」の場合、
名前で実印を作ると「ひろ子」になります。
逆に「実印にひらがなが入ると嫌だから【弘子】にしちゃお!」
ということはできません。
なぜならば、住民票の登録名ではないためです。
女性の場合は結婚などで苗字が変わる可能性があるので、
名前で実印を作る方は多くいます。
そこでひらがな表記含め女性におすすめな実印書体を3つ紹介します。
①細篆書体(ほそてんしょたい)
細篆書体は篆書体(てんしょたい)を細くした書体で、
見た目から華奢な女性らしさを演出し、女性に人気です。
また左右対称のデザインのためバランスが良く、
複雑な書体でもあるので偽造されるリスクが低く安全ですよ。
②印相体(いんそうたい)
印相体も、篆書体を基礎につくられた書体なので、
すべての文字が実印の外枠に接し
複雑に作られるのでセキュリティが高いですよ。
単純なひらがな文字でも、デザイン性が高く、
一見ひらがなではないようなスタイリッシュな見た目が特徴的です。
流れるような美しい書体の見た目も人気の理由です。
③ひらがな印
ひらがな印は単純にひらがな文字の印鑑です。
可愛らしい見た目で名前にひらがなが入る方の特権ですね。
実印というよりもスタンプのような印象です。
ただ、文字が単純のためセキュリティ面では少し弱めです。
実印を女性が作るなら?人気のサイズとランキング
女性に人気の実印サイズトップ3を紹介します。
1位:13.5mm
2位:15.0mm
3位:16.5mm
女性が実印を作る場合、
半数以上が13.5mmを選び、
次いで30~40%が15.0mm、
数%が16.5mm以上のようです。
ランキングを見ると、小ぶりのサイズから人気のようですね。
小さいサイズは控えめ、奥ゆかしさなど女性らしい印象を与えるためです。
中には、役職者や会社経営者の女性などは、
繁栄や事業拡大を祈願して大きいサイズの実印を選ぶ場合もあります。
ただ控えめならばすべて良いというわけではありません。
名前が3文字以上だと、
13.5mmは文字が入りきらない場合もあります。
入ったとしても窮屈な印象を与えてしまいます。
サイズを選ぶ場合は自身の名前とのバランスも
考慮する必要がありますね。
実印と他のハンコとの大きさを比較!
実印とその他ハンコのサイズの違いを比べてみました。
大きさ順に左から、
認印 < 銀行印 < 実印 となります。
それぞれのハンコの一般的な大きさは、
認印:10.5mm~12mm
銀行印:12mm~13.5mm
実印:13.5mm~25mm
です。
実印はハンコの中では大きいサイズだとわかりますね。
まとめ
いかがでしたか。
実印はサイズや書体からすべて一から好みのモノを作れるのが特徴であり、
魅力でもあります。
大事な場面で使うものなので、
ぜひオリジナルの世界でたった一つの実印を作ってみてください!