マイクロバスは冠婚葬祭、社員旅行、サークル、スポーツの遠征など
様々なシーンで活躍する、移動手段の強い味方です。
そしてマイクロバスはバスの中では特別な存在です。
なぜならマイクロバスはレンタカー各社の取り扱いがあり、
「中型免許(8t限定なし)」があれば運転できるからです。
それで少人数の旅行で、中型免許を持っている人がいれば
その人に運転してもらってマイクロバスをレンタカーで
借りたほうがお得なのでは?
というアイデアも出てくるかもしれませんね。
ここではマイクロバスをレンタカーで借りる方法と
運転手付きで借りる方法(貸切)の
メリット、デメリットをご紹介します。
マイクロバスのレンタルを格安でできる方法とは?
マイクロバスを格安レンタルするには
レンタカー屋さんのサイトを検索して比較検討することです。
条件を入力して各社の値段が分かる・・という便利なサイトは
ちょっと見つからなかったのですが、
個別にレンタカー各社で探すと、すぐに値段が出てきました。
マイクロバスの場合はWebでの予約完結はできず、
電話での受付となることが多いようです。
例えば、日産レンタカーでは、
日産シビリアン (29人乗り)で標準エリア料金
6時間27,000円(会員価格24,300円)
12時間35,640円(会員価格32,076円)
と出てきました。
※会員になるには入会金/年会費は無料
オリックスレンタカーでは、
乗車人数:25~ 29 人のコースター・シビリアなどのマイクロバスで、
6時間34,020円、12時間44,280円でした。
日進レンタカーでは、マイクロバス【Mクラス】
シビリアン、リエッセⅡ、ローザなど29人乗りで
1日料金(会員料金)26,000円 (消費税・保険料込)
1日料金(通常料金)32,500円 (消費税・保険料込)
です。
貸切バスの場合、マイクロバス20名で
66,200~96,500円くらいが相場ですので、
レンタカーとしてマイクロバスを借りるほうがかなりお得
だと言えますね。
マイクロバスレンタルで運転手付きの料金はどれくらい?
ではお得なマイクロバスレンタルをしたいが、
運転手がいないという場合に、
運転手だけ手配するということは可能なのでしょうか?
はい、運転手さんを派遣する業者がいますので頼むことができます。
相場的には6時間15,000~20,000円、12時間25,000~30,000円
といったところです。
運転手さんがレンタカー屋さんまで来る往復の交通費は
別途かかります。
マイクロバスレンタル業者と運転手さん手配業者の組み合わせに
よっては貸切バスよりも安くなりますので、
考慮してみる価値はあると思います。
レンタカーと貸切のメリット・デメリット
マイクロバスをレンタカーで借りるか、貸切バスで手配するか、
まだ迷っておられますか?
料金的にはマイクロバスをレンタカーで借りる(運転手はいる)
ほうが安くなりますが、
他の面も含めたメリット・デメリットを考えてみましょう。
●マイクロバスをレンタカーで借りるメリット
まずは前述のように料金の安さですね。
レンタル料金を人数分で割ると、
新幹線や高速バスよりも安くなるケースも多いです。
マイクロバスの場合は荷物を収納する場所がないので不便ですが、
友人や親戚で移動する場合がほとんどなので
空いている席に荷物をおけば問題にはならないですね。
さらに大きなレンタカーを借りる感覚で、
自由度の高い移動を楽しむことができます。
当日の参加者の意見や気分で行き先や立ち寄り先を
自由に決めることができます。
これは予定がすべて決まっている貸切バスと比べると
とても便利です。
●マイクロバスをレンタカーで借りるデメリット
デメリットは、運転手の問題です。
マイクロバスの運転は「中型免許(8t限定なし)」
または「大型免許」が必要ですので、
参加者でこれらの免許を持っている人が何人もいる
ということはあまりありません。
それで1人の運転手に負担がかかることになります。
食事休憩で飲酒もできませんし、
車内で宴会が始まっても疎外感に耐えながら
じっとハンドルを握るしかありません。
運転手の疲労度やストレスについて
周りが十分気遣ってあげることが必要です。
またもちろん通常のレンタカーと同様、
レンタカー屋さんにマイクロバスを取りに行って返却する
必要があります。
マイクロバスを扱うレンタカー業者は少ないため、
集合場所近くに営業所が見つからない、
というケースもあります。
ガソリンは当然ですが、満タン返しです。
保険代も別途かかります。
貸切バスの場合は、出発地まで来てくれて、
ガソリン代、保険料込みです。
プロの運転手がついているという安心感もあります。
まとめ
マイクロバスをレンタルするか、そこに運転手をつけるか、
または貸切バスにするか、のメリット・デメリットを
ご紹介しました。
楽で安心、といえば貸切バスになりますが、
予算的なもの、旅の自由度を考えると
マイクロバスレンタル(+運転手)というのもアリかもしれませんね。