みなさん、番茶は飲みますか?
というか、そもそも番茶って何でしょう?
ネットって便利ですね~。
今さら聞けない質問にさらっと答えを出してくれます。
ここでは、番茶とは何か、番茶の効能についてご紹介します!
ほうじ茶と番茶の効能はどれくらい違うの?
緑茶(煎茶、番茶、ほうじ茶、抹茶)、さらには紅茶も烏龍茶も
元はというと同じ植物(チャノキ)からできています。
茶葉の栽培方法、収穫時期、摘み取る部分、加工方法によって
様々なお茶ができるわけです。
お茶の中でも煎茶は新芽の茶葉からできますが、
番茶は煎茶に比べると一級品ではないB級品といいますか、
煎茶を摘み取るときに弾かれた茶葉、大きく固くなった茶葉、
旬の時期から外れた茶葉を使います。
このため値段も安く、普段使いのできる庶民的なお茶として
親しまれています。
「番茶も出花」という言葉は、元々安い番茶も
淹れたては美味しい、ということからきています。
ほうじ茶と番茶はどこが違うのでしょうか?
ほうじ茶は「焙じ茶」から来ていて、茶葉を焙煎したものです。
ほうじ茶は番茶を焙煎することが多いのですが、
煎茶が使われる場合もあります。
北海道や東北では番茶=ほうじ茶とみなされるようです。
番茶に比べるとほうじ茶は、ビタミンCやアミノ酸類が
少なくなりますが、番茶同様、苦味成分(カフェイン)や
渋み成分(タンニン)が少ないため、飲みやすいのが特徴です。
カフェインが少ないので夜寝る前に飲んでも安心です。
番茶とほうじ茶の効能は、ほぼ同じ、と言って良さそうです。
水出し番茶の効能とは?実はメタボにも効くんです!
最近ネットの検索ワードで急上昇なのが「水出し番茶」です。
水出し番茶というのはどんな特別な効能があるのでしょうか?
普通にお湯で淹れるのとは違いがあるのでしょうか?
番茶を水で出すと、血糖値を下げる効能がある
「ポリサッカライド」という物質が多く溶け出します。
「ポリサッカライド」?あまり聞いたことがないような
名前ですよね。
このポリサッカライドは熱に弱いので
水で出さないと効果がなくなってしまいます。
ポリサッカライドには次の3つの効能があります。
1.血糖値の上昇を抑える(インスリンと同様の働き)
2.体脂肪が燃焼される働きがある
3.筋肉の能力を高める作用がある
ですから、水出し番茶はメタボにも効く!というのは正解なのです。
水出し番茶の作り方は、水1リットルに対して、
番茶のお茶の葉15~30グラム程度を入れて、
一晩そのまま浸しておくと、翌朝には完成です!
もちろん煎茶でも水出しにするとポリサッカライドが
溶け出しますので、メタボに効く、といえるのですが、
番茶は値段が安くカフェインが少ないため、
いつでも安心して飲めるというところがメリットです。
他にもある、こんな番茶
番茶の効能のご紹介ついでに全国の美味しい番茶も
ご紹介しますね。
●「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」
最近人気急上昇なのが「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」です。
番茶に醤油、梅干し、生姜がブレンドされていて、
夏バテ、冬の風邪予防、冷え性対策に効果があると言われています。
醤油、梅干しが入っていますので塩分が高く、
毎日ガブガブ飲むことはおすすめできませんが、
ちょっと体調が下がって来ているなと思ったときに
飲むと効果があるお茶です。
●「三年番茶」
チャノキの茶葉と茎を摘み取って、天日で乾燥させてから
三年間熟成させたものが「三年番茶」です。
熟成のあとに焙煎を行い、
タンニンやカフェインとった刺激成分が少なくなっており、
抗酸化作用のあるカテキンが豊富に含まれます。
●「京番茶」
京番茶は茶摘みの後に残った
大きくて硬い葉、茎を切り落としたものを
揉まずにそのまま乾燥させ大きな鉄釜で焙煎したものです。
独特の薫香があり好みが分かれます。
まさにスモーキーフレーバーです。
まとめ
お茶の効能は次々と発見されています。
安くて美味しく、健康にもよいのが番茶、ほうじ茶です。
カフェインが少ないので安心して飲めますね。
普段飲んでいる番茶、ほうじ茶にもそんな効能があるんだ、
と思いながら味わっていただけたらと思います。