中古車の中でも極端に安い車も、そうでない車もたくさんあります。
その中でも安い車の中には、いわゆる事故車と呼ばれる車もあります。
事故車はただ単に事故を起こした車というわけではありません。
事故を起こして修復暦がある車を事故車と呼び、
価格が低下している理由ははっきりと事故を起こしたせいで故障したからといえますね。
ただ、箇所によっては事故者認定されない場合もあります。
修復した箇所によって事故車とみなされるか決まる
認定されるのは、
フロントクロスメンバー、ラジエータコアサポート、フロントインサイドパネル、フレーム、ダッシュパネル、ピラー、ルームフロアパネル、トランクフロアパネル、ルーフパネルなどを修復した車であり、
これらを修理したという修理履歴があれば、事故車と認定されます。
認定されないのは、
フロントバンパー、ロアスカート、フロントフェンダー、ボンネット、リアフェンダー、トランクリッド、リアバンパー、サイドシルパネル、ドア
などです。
上述したような箇所を故障していれば事故車なのだから、
購入する際に教えてもらえるのかと思いますが、
実は事故車と公開するかは任意なので、全く分からないこともあります。
事故車か自分で見抜く方法
事故車かどうかを見抜くには、細かく見ていくしかありません。
ドアやボディの隙間が不自然ではないなど、
部品と部品のつなぎ目の隙間に注目するのが分かり易いです。
広く間隔が空いていると修復されたものです。
また、左右対称になっているはずの部分、
テールランプやフロントフェザー、
フロントバンパーがずれているところなどもあります。
内部になると継ぎ目がつぎはぎになっていたり、
ボルトの種類が他の部分と違うような部分が分かり易いです。
もしも、中古車を購入する場合には上記に挙げた箇所、
上記に挙げた注目するべき点に注目して、
よく観察してから購入を検討するといいですね。
事故を起こしたことがある車は査定額に響くんです
乗れない状態のものは当然廃車にしますし、されてしまいます。
その場合にはお金もかかるので、素直に廃車にしてしまうのがいいでしょう。
一概にどのくらいの査定額になるかはディーラー次第ですが、
一般的には通常時の半額以下にされてしまいます。
もちろん、事故を起こしたのは前で、
修復をしたものであっても相手にはわかるので、
必ず査定に響いてしまいます。
中古車として買取をしてもらう場合でも、
あまり期待しない方がいいでしょう。
とにかく事故を起こせば査定額はどうしても低下することを覚えておけば、
長い間乗るつもりのない車を運転している最中は
安全運転を心掛けられそうですね。
事故した車でも買取してくれるのか?
上述したので分かってもらえるかと思いますが、
事故車に関しては端的に言えば買取をしてもらえます。
もちろん、大破していなければの話ですが(汗
また、これまた上述の通り、当然値段は下がってしまい、
事故車でないときと比べると
肩すかしを食らうような値段になるのは間違いありません。
高級車も事故を起こせばすずめの涙程度の値段にしかなりません。
それでも、期待薄と考えれば売れるだけでも十分という方もいらっしゃるでしょう。
ただで人に譲渡してしまったり、
お金をかけて廃車にするのであれば、
多少なりともお金にしてしまいたいという方もいらっしゃいますし、
実際そう考えれば多少の得になります。
ただし、業者によっては売れる見込みがないと判断されれば
買取してもらえないケースもあるので、
覚えておくようにしましょう。
どんな事故車でも必ず売れるわけではありません。
もしも売れたらラッキー程度の期待でならば
売却するのも考えてもいいかもしれませんね。