大学生の皆さん、
いきなりの質問ですが
あなたはどれくらい貯金をしていますか?
ある大手就活サイトのアンケートによると、
約2割弱の大学生が貯金は10万円未満と回答しています。
10万円~30万円は約35%、
30万円~100万円は約25%、そして、
100万円以上と答えた学生も約20%いました。
懐具合というのはさまざまで、
アルバイトをしなくても仕送りが十分にある、
という恵まれた大学生もいますが、
「苦学生」という言葉もあるように、
一般的に大学生は貯金の額が少ないというのは
実際の数字が表しています。
貯金をしている大学生の平均貯金額は40万くらいだそうです。
「アルバイト収入だけで貯金なんて無理」
と思っていらっしゃる大学生の方も多いのではないのでしょうか?
アルバイト収入と言っても
学生は学生の本分である勉強、授業がありますので、
毎日8時間働くのは無理です。
親からの仕送りがあっても学費や家賃に消えてしまい、
アルバイト収入から貯金を捻出するというのは
とても難しい、と感じるのではないでしょうか?
そんな中、このサイトでは
大学生でもアルバイト収入からうまく貯金をする秘訣
をご紹介します。
貯金をするモチベーションは必須
大学生は飲み会やコンパ、趣味や娯楽、
ファッションなどで出費が多く
せっかく貯金をしても
すぐに使ってしまう誘惑が多いことは否めません。
貯金するには動機、モチベーションが必要です。
例えば、国内旅行、卒業旅行(海外)、
卒業後の引っ越し代、自動車免許取得費用、
そして突然の病気やアクシデントに備えるお金などです。
貯金するならまずこの方法がおすすめ
貯金をするには
いっぱいアルバイトのシフトを入れる、
高額アルバイトをする、
といったことに目が向きがちですが、
まず「支出を減らす」ことが大切です。
支出を減らすには・・
1. 毎月のお金の使いみちを把握する
2. できるだけ自炊する
3. お酒、タバコはやめる
4. 家賃を浮かす
バイト代が入ったらすぐに使うのではなく、
毎月のお金の使いみちをきちんと考えることが大切です。
これは社会人も同じです。
食事も外食するとお金がかかりますので
できるだけ自炊するようにしましょう。
自宅から通う学生の場合は、
できるだけ親と一緒に家で食事したほうが
食費を浮かすことができます。
どうしても友だちと食事したい場合は
自宅で一緒にお鍋などを囲んだほうが食費を節約できます。
お酒やタバコを覚えて楽しい時期かもしれませんが、
お酒やタバコがなくても生きていくことができます。
過度の飲酒、タバコは寿命を縮めますので控えるようにしましょう。
家賃は親元を離れて暮らす大学生にとっては
毎月出ていく大きな出費です。
ですから家賃をできるだけ抑えることによって
生活費を浮かすことができます。
また友人とルームシェアリングすることによっても
家賃を減らすことができます。
昔からある学生寮もまだ各地にたくさんありますので
利用するのも手だと思います。
アルバイトで効率よく稼ぐ方法
「支出を減らす」ことに取り組んだら、
次は「収入を増やす」ことで貯金がしやすくなります。
「収入を増やす」にはアルバイトで効率よく稼ぐ必要があります。
アルバイトで効率よく稼ぐには次のような方法がお勧めです。
1. 高時給のアルバイトをする
家庭教師、塾講師などは時給が高いですし、
自分の学んできた内容を活かすことが出来ますし
さらに知識を深めることが出来る仕事です。
家電量販店の店員は商品知識が求められることから
時給の高いものが多いです。
他にもパーソナルトレーナー、結婚式場のスタッフ、
引っ越し作業員、モデルルームの受付などなど、
アルバイト情報サイトには様々な高時給アルバイトが掲載されています。
またアルバイトをするとき、交通費が出るところを選ぶのは大切です。
2. シフトをたくさん入れる
ファミレスや居酒屋などの飲食店、
コンビニなどの販売系の仕事は営業時間が長く、
大学の時間割を組むときに工夫してシフトをたくさん入れると
アルバイト収入を増やすことができます。
早め早めに自分の予定を把握してシフトを提出することもやりくりする鍵です。
3. 時給の高い時間帯にアルバイトをする、短期集中でアルバイトする
早朝や深夜のアルバイトは時給が高いので狙い目です。
年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどを利用して
短期集中で働くことによって一気に稼ぐことができます。
4. 賄いのあるアルバイトを選ぶ
飲食業では賄いがつくところもあります。
賄い付きだと働きながら食費を浮かせることができるので一石二鳥です。
飲食店だけではなくスーパーやコンビニでも
余った弁当やお惣菜をもらえたりするので狙い目ですね。
5. 派遣会社に登録する
派遣会社に登録して
1日や1週間といった単発や短期の派遣の仕事をするのは、
アルバイトよりも時給が良いですのでお勧めです。
このように様々な工夫をすることによって、
少しでもアルバイトの時給を上げて貯金をしていくことができます。
また「時は金なり」ということわざがあるように、
いくら高時給アルバイトでも自宅から遠い場合、
通勤時間が無駄になってしまいます。
時間を有効に使って仕事をする、ということが大切です。
確実に貯金する効率的な方法 – 銀行を活用する
上手に貯金するには毎月の生活費から余ったお金を貯金しようとするとなかなかできません。
貯金するお金を先取りすることが大切です。
しっかり貯金していくためには銀行を有効活用しましょう。
まず生活用の口座と貯蓄用の口座を作って管理しましょう。
アルバイトの給料が入ったら生活用の口座から
貯蓄用の口座に自動的に振込を行うサービスを利用すれば、
いわば「給料から天引き」状態になり、
しっかりと毎月貯金をすることができます。
銀行のATM手数料も少額ですが
積もりに積もって大きな金額になりますので
ATM手数料がかからない時間帯に必要な額をまとめて引き出しておくと
ATM手数料を節約できます。
アルバイトでも税金がかかる場合がある
大学生のアルバイトで注意しなければならないのが
「稼ぎすぎ」です。
年収が103万円を超えると所得税がかかってきます。
学生アルバイトの場合、
勤労学生控除を申請することにより
年収130万円までは所得税がかかりませんが、
年収が103万円を超えると親の扶養家族を外れることとなり、
親の税負担も増えてしまうことになります。
年収130万円を超えると、国民健康保険を自分で支払わなければならなくなります。
また住民税は100万円からかかってきますので、
自分も家族も損をしたくない場合は
できるだけアルバイトの年収を100万円未満に
抑えることを心がけましょう。
学生アルバイトの場合「103万円の壁」そして
「130万円の壁」を十分に意識して働くようにしましょう。
もしもっと稼いでしまう、という場合は
150万円以上稼がなければ税金の分 逆に損してしまいます。
アルバイト先で税金を源泉徴収されている場合、
翌年に税務署で確定申告を行うと
支払った税金が還付される可能性があります。
しっかり源泉徴収票を受け取って合算し、確認するようにしましょう。
このようにアルバイトでも工夫と心がけ次第で貯金はできます。
いつまでにどのくらい貯金したい、貯金を何に使いたい、
という目標があれば貯金するのが楽しくなってきます。
ですからこの記事でご紹介したことを実践し、貯金生活を楽しみましょう!