日本人なら一度は必ず行っておきたい富士登山。
日本一高い山を頂上まで登りきることに
強いあこがれを抱いている人も、
折角だし一度くらいはやっておきたいと
軽い気持ちでいる方もいろいろといらっしゃるでしょう。
何はともあれ登山をしてみたい、とは思うものの、
流石に日本一高い山ですから、そう簡単にはいかないのでは、
と素人として考えるといろいろと不安な点もたくさんあると思います。
その中から今回は一つ、
富士登山における山小屋についてを紹介したいと思います。
富士山にある山小屋とは?
山小屋はそのまま山にある小屋で、
山頂に登りきる前に軽く仮眠を取ったり、
一泊宿泊するためにある簡易の宿泊施設です。
宿泊施設としての環境は決していいものではなく、
雑魚寝に近い状態で寝ることにはなりますが、
山頂に向かう前の軽い休憩や食事を取れるということでとても人気です。
特に富士登山をするには
まとまった休みが必要になることが多く、
休みが取れる時期は他の人達とも被り易いので、
山小屋にはたくさんの人が集中しがちです。
富士山の山小屋は基本的に予約制になっているので、
予約をするのがおすすめというよりは、
山小屋を使用するには予約は必須ですので、
覚えておきましょうね。
山小屋に一度泊まって体の疲れを軽くリフレッシュさせてから、
ゆったりゆっくりと富士登山を楽しみましょう。
富士登山で山頂を目指すなら山小屋の利用は必要
富士山の山小屋は予約が必須ですが、
予約を取れるかどうかも分かりませんし、
予約を取るぐらいならそのまま一気に頂上まで登ってしまえばいいのでは?
と思われる方もいらっしゃることでしょう。
実際問題日帰りでの登山も決してできないわけではなく、
山小屋を使うことなく登山をすることは可能ではありますが、
山小屋に一度宿泊をしてから頂上にまで登山するのが一般的だと言われています。
というのも、
山小屋があるのは5合目や7合目あたりなのですが、
そのあたりからは高山病の症状が出易くなってしまうのです。
なので、無理して登山をするのは実際問題としては非常に危険で、
初心者の方は特に注意をしなければなりません。
また、体の疲れも8合目辺りになるとピークに達します。
ルートによっては非常に苦難を強いられる上り坂もありますから、
しっかりと体を休めることも大切です。
山登りは何があるかもわかりませんので、
最善の注意を払いながら山頂にまで到達するには、
やっぱり山小屋で一休みを取るのは必要不可欠だと言えますね。
それぞれの山小屋で提供される食事メニュー
富士山で食事をとるには山小屋は必須ですが、
どのようなご飯を食べられるのでしょうか。
基本的には簡単なものですね。
夕食になるとカレーがほとんどで、
うどんなどの麺類や丼ものなども用意されているにはいますが、
富士山の山小屋までたくさん食材は運べませんから、
どうしてもボリュームは少なくなりがちです。
足り無さそうだと思えば、
カロリーメイトなどの軽食を持参しておくといいですね。
なお、値段は800円から1000円台と高めに設定されています。
朝食になるとこれまた簡単なお弁当を用意してくれます。
非常に質素で、
ご飯類とおかず一品というようなお弁当になりますが、
食べられるだけありがたいと思いましょう。
流石に富士山で豪華な食事は難しいので、
そこは期待しない方が良さそうですね。
当たり前のことですが。
なお、一応はアルコールの販売などを行っている山小屋もあるようですが、
山でお酒を飲むといつも以上に酔っぱらってしまったり、
アルコールが抜けなくて事故の元になってしまうこともありえます。
できる限りは手を付けず、
下山をしてからのお楽しみにしておいた方が良さそうですね。