司法書士試験ってめちゃくちゃムズくないですか?
しっかり勉強して受けても全然受からなくて諦めたんですけど、
受験した人たちのどれくらいが受かっているんでしょう?
合格率をちょっとばかり調査してみました。
ついでに面白いデータがいっぱいあったので紹介しちゃいます。
司法書士の試験の合格率を大学別に調査
高卒で司法書士試験を受けることはまずないでしょう。
だいたいの人が大学を出てから、大学院に通ってからですね。
そのなかで、大学別の合格率ってどうなっているんでしょう。
ちょっと疑問に思ったので、2017年度分を調べてみました。
こんな感じになっています。
東京大学は13.52%、合格者数は86名。
一橋大学は11.25%で合格者数は18名。
大阪大学は8.90%の合格者数が13名。
京都大学は6.91%で合格者数は19名。
有名な大学でもかなり少ないですね。
東京大学はさすがといってもいいでしょうね。
13%弱で86名もいるのですから、総受験者数も相当いたみたいです。
それなのに86名だけとも言えちゃいますね。
いやぁ、日本で一番の学力を持つ東京大学でこのパーセンテージですから、
司法書士試験の難しさは群を抜いているものだとも言えますね。
ちなみに2017年度の総合格者数は629名です。
なお、大概の学生および出身者は司法書士の予備校に通っています。
受験するための勉強を学んでいることが多く、
大学卒業後すぐというのは非常に珍しいケースなんですね。
司法書士試験の日程をご案内!
では、司法書士試験の日程を簡単にご案内しましょう。
もう既に進んでいる2018年度分になりますが、来年の参考にどうぞ。
4月2日から試験案内、受験案内書、要するに願書が配布されます。
5月7日から5月18日までに受験申請受付期間になっています。
筆記試験が7月1日。
午前の部が9時30分から11時30分。
午後の部が1時から4時までになっています。
8月6日に試験問題、問題の正解や基準点等が記載されます。
筆記試験合格発表が9月26日、口述試験が10月10日に行われ、
最終合格者発表が11月1日に行われるという日程です。
この日程を見て分かるのは1年間を通して試験が行われることですね。
受験申請の期間が毎年短いので注意しましょう。
データから見える司法書士試験
そういえば、肝心の合格率をまだ伝えていませんでしたね。
司法書士試験の合格率は、ここ十数年平均で約3%となっています。
全体の合格者は2017年度で629名となっているのは紹介しましたね。
3年前は759名で、合格者数が100名以上減っています。
2017年度は15440名が受験、2014年は20130名が受験となっており、
合格率は3.1%から3.3%に増加している風に一見すると見えますが、
実際はとんとん、もしくは難易度は上昇していると言えます。
また、受験者の平均年齢はなんと37.6歳となっているのが分かりました。
一番割合で多いのは全体の約40%を占める30代。
ほとんどの受験者が社会に出てから司法書士の試験を受けているんですね。
20代中盤から後半は11%だが、同等の割合を50代が占めています。
受験するには年齢は特に関係はないようですね。
難易度は合格者数の平均が3%ほどになることからも分かりますが、
さらにもう一つ難易度を示すデータがあります。
それは、合格するまでの試験回数です。
1回から4回以内が42%、4回から9回までが41%とほぼ同じです。
残りは10回以上になっています。
いずれにしろ1回以上は必ず受けているのです。
1度落ちたからと言ってすぐに諦める必要もないでしょう。
半分以上の人が4回以上は受けて合格しているのです。
何度も何度も受験する覚悟は必要になるでしょう。
なお、合格者の中で法学部出身者とそれ以外の出身者がいます。
この割合がほぼほぼ半分に分けられています。
専門で学んだことがないからと言って諦める必要はないみたいですね。
難易度は高いですが、しっかり勉強して何度もトライしましょう。