ハイブリッド車ってよく耳にしますよね。
「環境に優しい」「電気などで走る」などエコなイメージがありますが、
エコ以外にどんな特徴やメリットがあるのでしょうか。
税金や充電の仕組みなどハイブリッド車について分かりやすく紹介します。
ハイブリッド車の税金っていくらなの?
自動車を所有すると、
車検代など維持費の他に定期的にかかるのが税金です。
自動車の税金は3つです。
【自動車の3つの税金】
①自動車も持っていると掛かる自動車税
②自動車を買うときに掛かる自動車取得税
③自動車の重さによって車検時に掛かる自動車重量税
基本的にグレードの高い車や車体が大きな車は税金が高く設定されています。
なので「ハイブリッド車も税金が高いに違いない!」と思うかもしれませんが、
むしろ逆です!
ハイブリッド車は税金がほとんど掛からず、とってもお得!
その理由が「エコカー減税」や「グリーン化特例」です。
これらは排気ガスが少ないなど環境に配慮した
優しい自動車に対する減税制度です。
減税制度でハイブリッド車の税金がどれくらい安くなるのかみてみましょう。
①自動車税の場合
自動車税は排気量によって税額が決まっています。
なので、電気で走行するなど排気ガス量が少ないハイブリッド車の場合、
なんと75%軽減されます!
②自動車取得税
購入価格に対して3%かかります。
ハイブリッド車の価格は割高ですが、
減税制度によりなんと非課税、もしくは60~80%軽減されます!
③自動車重量税
自動車の重さによって税額が決められ、購入時と車検時にかかります。
減税制度により、免税もしくは50~70%軽減されます!
グレードにより異なりますが、
ほぼ税金はかからないといっても過言ではないでしょう。
ひとつ注意点として、上記の減税対象は
「新車」のハイブリッド車を購入した場合です。
中古車の場合も減税対象になりますが、
その場合、取得価格から●万円控除という条件になるので
お気をつけください。
ハイブリッド車の充電ってどういう仕組み?
ハイブリッド車は搭載されているバッテリーに充電することで
電気走行できる仕組みです。
具体的には、
ハイブリッド車にはモーターが搭載されているので、
例えばアイドリング中や運転中、ブレーキの時の
動力などを利用して自家発電し、
バッテリーに充電します。
これによりガソリンの節約ができるというわけです。
他にもガソリンスタンドのようなタイプの充電機や
家庭のコンセントを使用した充電を可能にした車種もあります。
ガソリンスタンドのような充電機を急速充電器と言い、
家庭でできる充電機を普通充電器と言います。
急速充電器も普通充電器も外からバッテリーに充電する仕組みです。
2つともガソリン給油のようにプラグを自動車に差し込み充電します。
それぞれの特徴は以下の通りです。
【急速充電器の特徴】
・家庭用より短時間で充電できる
・急速充電器がある場所までいかないと充電できないうえに、普及に偏りがある
【普通充電器の特徴】
・専用のケーブルで自宅のコンセントと繋いで充電できるので楽ちん
・満タン充電するのに4~8時間くらい長時間かかる
ハイブリッド車の種類
エンジンとモーターを併用したハイブリッド車の種類を3つ紹介します。
①シリーズ方式
走行はモーターのみで、発電機としてエンジンを使うタイプ。
エンジンで走るわけではないので、電気自動車として認知されています。
発進と減速が非常にスムーズでなめらかな走り心地。
ただ速度を上げるとき速度に少し力不足に感じます。
②パラレル方式
主にエンジンで走り、モーターが補助するタイプ。
ガソリンと充電の容量が多い方がメインで走行できます。
ただしモーター自体が小型のため、
ガソリンがメインになりがちで
燃費の性能が物足りないかも。
③シリーズ・パラレル方式
シリーズ方式とパラレル方式を組み合わせた良いとこ取りタイプ。
常に発電するので、燃費が非常に良い。
モーターのみの走行や、モーターとエンジンの走行など使い分けが自由。
【結果】ハイブリッド車とガソリン車ではどっちが得なのか?
はっきり言って使用目的によります!
ハイブリッド車は価格が高めのため、
買い物や通勤などの日常生活がメインならば、
ガソリン車の方が良いです。
日常的に長距離を走る場合は、
ハイブリッド車の方が電気走行できるのでトクだと思います。
ハイブリッド車は乗れば乗るほどお得な車です。
ライフスタイルに合わせたカーライフをお楽しみください!