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簡単解説!自動ドアのセンサーってどういう仕組になってるの?

簡単解説!自動ドアのセンサーってどういう仕組になってるの?

街のあちこちにある自動ドア

いつも「使う」というほどの意識もなく使っていますが、

あれってどういう仕組みなんでしょう。

ちょっと気になったので調べてみました。

 

実は自動ドアのセンサーは2種類あるんです!

自動ドアのセンサーには大きく2種類があります。

 

ひとつは光や電波を使った光線・電波方式

もうひとつはタッチセンサーを使ったタッチ方式です。

 

ちなみに、「手をかざして(近づけて)ください」と書かれているものも、

「タッチ方式」に分類されるそうです。

 

昔はこれに、特定の床(マット)を踏むことで

そこに仕込まれていたスイッチが押されるタイプもあったのですが、

今はほとんどなくなったようですね。

取り付けやメンテナンスの手間(コスト)がかさむからでしょう。

重さがかかる以上、そうでないものより壊れる可能性高いですからね。

 

光線反射・電波方式」は、

赤外線や微弱なマイクロ波(電磁波)を

ドアの上や横にある照射装置から飛ばして、

その反射を検知してドアの開閉を制御するものです。

このタイプの場合、

ドアと天井の間に下向きの細長い箱のようなものがついていたり、

天井にカメラのようなものがついていたりするはずです。

 

お店の入り口などに多いのは、次の「タッチ方式」ですね。

 

自動ドアのタッチセンサーの仕組みって?

「タッチ方式」の自動ドアのタッチセンサー。

これは人通りの多い道など戸外に面した自動ドアに主に使われていますね。

 

単に前を通りすがられただけで開閉されたら

空調も無駄になりやすいですし、

ごみやほこりも無駄に入ってくることになりますからね。

 

で、そのタッチセンサーの仕組みですが、

先ほどもちらっと触れましたが2種類あります。

 

ひとつはドアについたスイッチを押すタイプ。

もうひとつは手をかざすだけで開くタイプです。

 

見分けは簡単で、

物理的に手ごたえがある(触るとカチャッと動く)ものが前者で、

ないのが後者です。

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前者はそのスイッチを押すと

自動ドアの制御装置に「開け」と電波を飛ばす仕組みです。

スイッチと、電波の照射装置と、電池が組み込まれています。

 

後者はよく見るとわかるのですが、

タッチパネル(のように見える部分)の横や上の桟(さん)に

小さなカメラホールのようなものがあるはずです。

そこから赤外線や微弱なマイクロ波を照射していて、

その反射を検知してドアの開閉を制御しているのです。

 

……どこかで見た表現ですね。

そう、この非接触のタッチ方式のドアは、

仕組みとしては「光線・電波方式」と全く同じなわけですね。

 

自動ドアのセンサーが反応しない原因と対策は?

自動ドアの前に立っても、

「軽く触れてください」等の指示に従っても、

自動ドアが開かないことって、ありますよね。

もしかしたらそういう事態に遭遇して、

この記事に行き当たったのかもしれません。

私も一度ならず自動ドアの前で立ち尽くしたことがありますから、わかります。

 

そこでその原因についても、調べてみました。

 

「光線・電波方式」のドアの場合、

先ほど解説した通り赤外線やマイクロ波の「反射」を検知しているため、

それらを「吸収」してしまう素材の服を着ていると反応しない場合があるそうです。

 

具体的には「黒い服」です。

特に起毛素材だとセンサーが反応しにくくなるそうです。

なので冬場はコートの素材によっては自動ドアが開かなかったりするようです。

 

対策は簡単で、「照射装置を(大体は上についているので)見上げて」ください。

顔面が黒塗りの人はあまりいませんし、

それでも目や眼鏡が反射しますのでほぼ確実に開くでしょう。

特に不審な動きをしなくてもいいので恥ずかしくなくていいですね!

 

非接触の「タッチ方式」の場合は、

黒や起毛の手袋をしていると、

同じ理由で反応しない場合があります。

手袋を外すのが一番手軽でしょう。

 

接触型の「タッチ方式」の場合はちょっと厄介です。

物理的なスイッチを使うため、

あまりメンテナンスがされていない場合、

スイッチ部分が物理的に損傷していたり、

電池が切れていたりすることが考えられます。

 

数回押してみてダメならその可能性が高いですね。

 

その場合は対策のしようがありません。

ドア越しに中の人に窮状を伝えましょう。

 

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