働く女性が増えてきて、
保育園の待機問題など保育園の少なさが社会問題化されています。
なので今後、保育士の需要が高まることが予想されます。
そこで今から保育士を目指す方向けに、
保育士の資格取得方法や、保育士の資格の難易度・合格率、
独学で資格を取得するために重要なポイントを
わかりやすくまとめました。
保育士の資格取得方法ってどんな方法?
保育士になるのは「保育士資格」が必要です。
その資格の取得方法は2つです。
①専門の学校を卒業すること
②保育士試験に合格すること
1つ目の専門学校に通う場合は、
2~3年間、必要な知識を身に着ける必須科目を受ければ
卒業と同時に保育士資格を得られます。
試験を受けなくて良いメリットがある一方で、
学校へ通う時間や学費など生活にゆとりがないと難しいです。
2つ目の保育士試験を受ける場合は、
テキストを自身で揃える完全独学と、通信教育があります。
独学のメリットは通学よりも時間を取られず安価で済みます。
ただ一人で取り組むので、かなりの精神力が有します。
ちなみに保育士試験の内容は2つあります。
①筆記試験
②実技試験
筆記試験は、マークシートの択一式で、全9科目あります。
合格ラインは9科目全て60点以上です。
実技試験は、言語、音楽、造形のうち2科目を選び、
50点満点のうち6割以上取れれば合格です。
保育士の資格の難易度はどんなレベル?
ずばり保育士資格の合格率は10~20%です。
厚生労働省が発表している数値では、
平成25年から3年間の合格率は、17%、19%、22%です。
かなり難しいことが分かりますね。
合格率が低い理由は、
9科目全て60点以上取らないと合格できないためです。
ただ、1度60点以上取ったらその科目の合格期限は3年間有効なので、
2回目を受ける場合は60点以下の科目のみの合格を目指せば良いのです。
保育士資格を独学で取得するために重要なポイント
はっきり言って独学は不利です。
なぜならば、
試験のテクニックのアドバイスはないですし、
法改正などは自分で調べないといけません。
そのうえ膨大な試験範囲。
そんな中で独学で保育士資格を取得するための3つのポイントをまとめました。
①自分で明確な期日を設ける!
独学だとモチベーションを維持し続けるのが一番難しいです。
そこで明確な目標や期日を設定してその通りに勉強します。
なるべくタイトスケジュールのほうが追い込みやすいのでおすすめです。
②問題を解きまくれ!
問題集の内容をノートにまとめる必要はありません。
むしろ分からないときに見返せるよくまとめられている参考書を買い、
あとはひたすら本番の試験に慣れるためにも
問題をたくさん解いて
苦手箇所や足らない部分を克服しましょう。
③絶対に毎日続けること!
疲れていたり気分が乗らなかったりしますが、
毎日参考書を開くだけでも、
習慣化し着実に勉強することが大切です。
どうしてもやりたくないときは、「音読」しましょう。
音読は黙読と違い、目と耳と頭を使うので、
得られる情報が多いです。
一度勉強したところであっても、
音読し耳から情報を得て、
改めて頭に勉強内容を刻みます。
引っ掛け問題を見分けるには?
ここで択一式問題のテクニックを1つ。
「のみ」や「すべて」の記述には気を付けましょう。
択一式問題を解いていると、どの選択肢も正しく思えます。
ほぼ正しいのです。
そこで言葉の落とし穴を見つけます。
それが「のみ」や「すべて」です。
物事には必ず例外があります。
問題の中に「のみ」や「すべて」の記載があったら、
それはひっかけの可能性が高いので疑ってみてみましょう!
いかがでしたか。
保育士は近年需要が高まり2016年には、保育士試験が年2回に増えました。
もしかすると、試験内容も大幅に変更するかもしれませんね。
需要が高い今、保育士資格を取得するチャンスです!