看護師はいつの時代も引く手あまた……
せっかく頑張って身に着けた看護師の技術と知識です。
存分に振るうにはやはりより良い条件の病院に勤めるのが一番。
そこで気になってくるのが転職活動です。
履歴書に関しては、基本的には普通の就職活動時のそれと変わりません。
気を付けなければならないのは、
希望先の病院のことを調べ、それに合わせた志望動機を書くこと、
くらいでしょうか。
手書きかパソコンか、というのは、
向こうが指定してこない限り手書きが無難です。
医療業界は伝統と格式を重んじるところがあるので、
パソコンで作ると手抜きと思われる確率が高いです。
くだらない、と思ってしまいがちですが、
「それくらいは合わせてやるか」
くらいの広い気持ちで手書きにしましょう(笑)
看護師の転職で気を付けたい面接の注意点
面接に関しての注意事項も、基本的には一般企業と同じです。
相手先の病院についてホームページや転職エージェントを利用してしっかり下調べし、
・自分の望む診療科
・やりたい治療方針
・医療に対する考え方
などをきちんとまとめて、
紙に書き出し、口に出して練習しておきましょう。
面接時にはあわてず騒がず落ち着いて。
看護師としてのキャリアを持っているなら、
基本的なことはできるはず。
医師に信頼されるためにも、
患者さんを安心させるためにも、
堂々と構えて穏やかにしていることが看護師には求められます。
それを備えていることをアピールするには、
言葉よりも態度が大事です。
そのためにも
準備は前日には服装を含め万端にし、
身だしなみを整え、
時間に余裕をもって面接に向かいましょう。
看護師の資格を生かした転職はどんな他の職種があるか
看護師は肉体的にも精神的にもハードな職業の一つです。
他業種へ転職したいと考えるのも、また自然な選択です。
せっかく苦労して得た資格なのですから、
それを活かせる仕事に就きたいものです。
看護師資格は普通に取れるものではないので、
業種によっては強い武器になりえます。
例えば、「産業看護師(企業看護師)」が挙げられます。
企業の医務室に勤務する看護師として社員の健康管理をしたり、
CRC(治験コーディネーター)やCRA(臨床開発モニター)として
治験業務に携わったり、
医療機器メーカーで専門知識を活かしたり……。
これらは医療従事者としての専門知識や技術が要求されるため、
看護師の経験を生かしやすいと言えます。
他にも学校や保育所などでの仕事、
介護や訪問看護、
高齢者施設なども看護師の資格が求められます。
看護師の転職に転職エージェントは必要?
結論から言えば、必要です。
それどころか、複数登録して積極的に活用しましょう。
転職活動は時間と根気との戦いです。
離職してから探すにしても、
業務を続けながら活動するにしても、
自分一人で集められる情報には限りがあります。
時間をかければ良い条件が見つかるというものでもありませんし、
むしろ肉体的、精神的、そして経済的に追い詰められてしまい、
希望に沿わない転職をしてしまって、結局また転職活動に逆戻り、
なんてことに陥りがちです。
転職エージェントは基本的に無料ですし、
複数掛け持ちすれば悪印象どころか
「それだけ熱心に転職先を探してるんだ」
という気持ちが伝わります。
他社に斡旋されれば自社の利益にならない、
という現実的な理由もあるので、
お互い持ちつ持たれつだと思って、
遠慮なく頼りましょう!
まとめ
看護師は、最前線で命に寄りそう尊い仕事です。
半端な覚悟では務まらないそれに、あなたはまがりなりにもなったのです。
その精神と、培ってきた経験と技術は、
きっと次の職場でもあなたを支えてくれます。
現場を経験したことで、あなたの望みはきっとよりクリアになったはず。
あとはその望みに向かって真っすぐに、向かっていってください。
応援しています。