だれにも聞けない素朴な疑問に全力でお答え!

少子化の今!保育士になるには主婦でも可能?学歴やピアノの技術は?

少子化の今!保育士になるには主婦でも可能?学歴やピアノの技術は?

全国で保育士不足が叫ばれてしばらく経ちますね。

少子化の影響で保育士の需要は減るのではないか、

という不安とは裏腹に、

保育士の需要はますます高まっています

共働きの夫婦が増えているため、

低年齢児を預ける保育所の需要がますます高まっていることがその理由です。

また少子化に伴って

子ども一人にかけるお金は増えています。

 

保育士はしっかりとした国家資格であり、

保育士資格を持っていれば「売り手市場」なので仕事には困らない

と保育士に関心をもつ方も増えています。

 

主婦で子育ての経験があればそれを生かして保育士になろう、

と思われる方もいると思います。

 

※ここでは保育士の資格を持っていても

現在保育士として働いてはいない、

いわゆる「潜在保育」の方ではなく、

一から保育士の資格を取ろうとする方への情報になります。

 

このブログでは保育士になるにはどうすればよいか?

受験資格や必要な学歴、ピアノを弾ける必要があるかどうか

など考えていきましょう。

 

保育士になるには高卒の最終学歴で大丈夫?

保育士になるには2つの方法があります。

保育士養成学校を卒業すること(大学、短大、専門学校)

⇨保育学科を卒業すれば保育士資格がもれなく付いてきます。

 

保育士試験に合格すること

⇨一定の受験資格があります。

 

受験資格は、簡単に説明すると

中学卒業なら実務経験が5年以上

高校卒業なら実務経験が2年以上

大学や短大を卒業した人(専攻は問わず)となります。

また、受験年齢の上限は一切ありません

 

受験資格の詳細は、全国保育士養成協議会のホームページに

詳しく載っています。

 

なお平成3年3月31日以前に高校を卒業した人については、

実務経験は要りません。

これは保育士受験資格が高校卒業程度から短大卒業程度に

引き上げられた時期と関係しています。

ですから40代後半以上の年齢の方は勉強して

保育士試験に合格すれば保育士になれます。

 

保育士養成学校は2、3年通い費用も200万円くらいかかります。

保育士試験なら最短6ヶ月で費用も10万円程度で

取ることができます。

ただし保育士養成学校は卒業と同時に資格が付いてくるのに対して

保育士試験は合格するまでチャレンジし続ける必要があります。

 

保育士になるにはピアノが弾けないとダメ?

保育士になるにはピアノの技術が必要なのでしょうか?

保育士試験には筆記9科目(保育原理、教育原理、社会的養護、児童家庭福祉、

社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論)

があり、実技試験は2科目があります。

 

実技試験は、筆記試験9科目すべて合格した人のみ受けられます

スポンサードリンク

 

実技試験の中に「音楽表現」、「造詣表現」、「言語表現」の試験があり、

「音楽」を選択するとピアノギターの実技が求められます。

保育士試験の申込時には課題曲2曲が決まっています。

ちなみに平成30年の課題曲は「おかあさん」と「アイアイ」でした。

 

ちなみに「造詣」はお絵かき、「言語」は読み聞かせになります。

 

ですから保育士になるのに

必ずしもピアノを弾けなければならないということはありません

 

では絵は苦手なので「音楽」(ピアノ)を選んだとして

どのくらい上手に弾く必要があるのでしょうか?

 

保育士に求められるピアノの技術はそれほど高くありません。

子どもたちと楽しく歌うことを目的としていますので、

弾き語りというか、弾きながら歌えれば十分です。

多少の練習は必要ですが2ヶ月くらいあれば十分でしょう。

 

保育士資格の短期取得必勝法とは?

保育士資格をできるだけ早く取るにはどうしたら良いでしょうか?

保育士養成学校ではない社会人向けのスクールもありますが、

値段の面では通信教育がおすすめです。

 

「ユーキャン」や「ケイコとマナブ」の

保育士講座は人気があります。

値段は4万円~6万円程度です。

通学ではないので根気と自律心が必要です。

 

保育士のニーズの高まりに応じて、

保育士試験も現在では年に2回

地域限定保育士資格試験を含めると

年に3回実施されています。

受験の準備期間は6ヶ月で挑戦してみましょう。

 

まずは筆記試験9科目合格を目指しましょう

すべて一度の合格できなくても

合格科目の有効期間は3年ありますので、

育児や仕事で忙しい場合、

3年ですべての科目を合格すれば良い、と考えることもできます。

また特定の施設で実務経験を積んだ場合、

合格科目の有効期間を5年に延長することもできます。

 

保育士試験は範囲が広いので、段取りの良さが必要です。

通信教育のカリキュラムに沿ってきちんと勉強していくとともに

受験に役立つ有料サイトの活用も助けになります。

 

保育士試験は保育士のニーズが高いので

どんどん受験しやすくなっています。

 

保育士試験に合格して採用されるために

実務経験があったほうが有利です。

それで保育士資格がなくても「保育補助」という立場で

保育園で働くことができますので

実務経験をしておくこともおすすめです。

 

なかなか給料が上がらない、勤務時間が長いなど

保育士の仕事は大変だ、と言われていますが、

少しずつ改善されてきています。

保育士の仕事のニーズは増えることはあっても

減ることはないですので、

保育士資格取得を考えて損はありませんよ!

イベントカテゴリの最新記事