電気もガスも自分で選ぶ時代になりました。
2016年4月に電力自由化が開始され、
2017年4月には都市ガス自由化も始まりました。
企業向けには1995年にすでにガス自由化が始まっていますので、
2017年のガス自由化は一般家庭向けということになります。
自由化になったということは何が変わったのでしょうか？
少しでもガス代を節約するチャンスが生まれた
ということでしょうか？
このブログではガス自由化でお得に切り替えたい方
必見の情報をお届けします！
そもそもガス自由化とは？
ガスは「都市ガス」「団地（コミュニティ）ガス」
「LP（プロパン）ガス」の3種類があります。
都市ガスは導管を通ってガスを供給するもので、
団地（コミュニティ）ガスは70戸以上の団地などで
敷地内に簡易なガス発生装置を置いて各戸にガスを供給するもの、
LPガスはLPガスをボンベに入れて各家庭にガスを供給するものです。
都市ガスはこれまでその地域のガスを供給しているガス会社の
独占販売でした。
このことはガスを安定的に供給するために
「ガス事業法」という法律で定められていました。
都市ガスは200以上の会社がありますが、
東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスの4社は
「大手4社」と呼ばれています。
都市ガスの自由化によってこの独占販売が終了し、
消費者は自由に都市ガスを選べるようになります。
自由化によって業者間での競走が生じ、
料金の値下げやサービスの向上が見込まれますので
消費者にとってメリットが大きいと言えます。
業者側にとっても独占販売の牙城が崩れ、
新規参入ができるようになったので
ビジネスチャンスが広がります。
実際に電力会社、石油会社、携帯電話会社などが参入しています。
新規参入したからといってガス管を新たに敷く必要はありません。
これまでの地域のガス会社に「託送料金」というお金を払うことにより
既存のガス管を使用することができます。
例を挙げると、
ちょうど同じ道路でこれまで1社のタクシー会社が独占していたものが、
複数のタクシー会社からサービスや値段で選ぶことができる、
というのと同じです。
ガス自由化でお得な切り替えシミュレーションをしてみましょう！
ガス会社を切り替えるのに面倒なことはあるのでしょうか？
いえ、工事があったりとか、切り替え費用がかかったり
というようなことは一切ありません。
変わるのはガス会社とガス料金だけです。
ではガス代を安くするためにどんなシミュレーションが
できるのでしょうか？
地域によって、メインのガス会社、新規参入のガス会社が異なります。
ですからここで「このガス会社がお得です！」と言うことはできません。
ガス料金プランをまとめて比較してくれるサイトがあります。
例えば「価格.com」「タイナビスイッチ」「エネチェンジ」で
お住いの地域や必要事項を入力すれば、
簡単に料金シミュレーションができます。
どんなお得な切り替えができるでしょうか？
例えば電力とガスのセット割り引きや、
お使いの携帯会社とのセット割引などもあります。
料金体系のパターンが多くなるのでその見極めも大切です。
ガスの使用が多い大家族の場合は使用量が多いとお得になるプラン、
ガスの使用量が毎月同じくらいである家庭では一定量までが定額のプラン、
などがあります。
こういった点も料金シミュレーションに出てきますので、
比較サイトをフル活用して、お得なプランを選びましょう。
ガス自由化って安全性は大丈夫？
ガスというと爆発事故や火災などの怖いイメージもありますよね。
ガスの自由化で安全性には問題はないのでしょうか？
安心してください。
会社を変えたからといって安全性に問題が起きることはありません。
1本のガス管を複数の会社が共同で使用している
というイメージになります。
ですから特定の新規参入のガス会社のガスの品質に問題がある、
ということはありえません。
もしガス漏れが起きた場合は、
これまで事業を地域で独占していた都市ガス会社が
きちんと対応することになっています。
新ガス会社が倒産や撤退してしまったら、
ガスが止まってしまうということはあるのでしょうか？
その心配もありません。
ガスは必要不可欠なインフラですので、
「ガス事業法」によって供給のルールが
厳しく定められています。
ではガス自由化でしっかりガス料金をお得にできるように
さまざまなシミュレーションをして
自分にあったガス会社とプランを選びましょう！
