「トライクって何?聞いたことがない」という方も
「三輪バイク」と聞けば
何となくどんなものか想像がつくのではないでしょうか?
一般的に前1輪、後2輪の車両を「トライク」、
前輪2輪、後輪1輪を「逆トライク」または
「リバーストライク」と呼ばれるようです。
このブログではトライクの特徴、車検、免許についてご紹介し、
今注目のオススメの車種をご紹介します!
トライク250ccって車検が必要なの?
トライク250ccって車検が必要なのか・・?
ズバリ、必要ありません!
排気量が50cc超~250cc以下の場合
「側車付軽二輪」という区分になりますので
車検は必要ありません。
※車検は必要ないといっても
点検整備をユーザー自身が
きちんと行うことが必要です。
また車庫証明は不要です。
250ccを超える場合は「側車付オートバイ」となり、
車検が必要になります。
トライクは道路交通法上の普通乗用車扱いなのです。
自動車の普通免許で運転ができます。
自動二輪(オートバイ)の免許は必要ありません。
またヘルメットの着用も必要ないのですが、
バイクと同じで体が剥き出しになっているため、
スピードを上げるとかなりの走行風を受けますし、
石や砂などが目に入ると危険ですので、
ヘルメットは必ず着用するようにしましょう。
駐車場も自動車のところに停めることができます。
トライクの法定最高速度は一般道路では60km/h、
高速道路では80km/hと定められています。
有料道路の通行料金は「バイク」と同じになります。
トライクは道路交通法では自動車扱い、
道路運送車両法ではバイクと分類されており、
自動車とバイクの両方のメリットを
得ることができるのです。
トライク250ccの免許の取り方とは?
トライク250ccの免許を取るにはどうすればよいのでしょうか?
それは一言、「普通自動車」の免許が必要ですので、
教習所や自動車学校に通い、自動車免許を取る必要があります。
一方トライクは二輪の免許では運転することができません。
250ccのトライクでオススメの厳選5車種!
250ccのトライクでオススメなのは次の5車種です。
●ホンダ マグナ250
●ホンダ レブル250
●ヤマハ ドラッグスター250
●ヤマハ マジェスティー250
●スズキ ジェンマ250
あれ・・ぜんぶ自動二輪のオートバイじゃないか?
そうなんです。
トライクは自動二輪のオートバイをベースにして、
トライクキットを組み込んだ改造版なのです。
オートバイメーカーで、純正のトライクを販売しているのは
「ハーレー・ダビットソン社」のみです。
日本全国に様々なトライクを制作する業者がいますので、
それらの業者に注文をしてトライクを購入することになります。
自分が乗っている二輪バイクを持ち込んでトライクに改造したり、
トライクを制作する業者を通して、
二輪バイクの新車または中古車からトライクへの改造を
依頼したりすることも可能です。
トライクへの改造は60万円~100万円かかります。
ちなみにヤマハが販売しているトリシティやNIKENは、
前輪2輪、後輪1輪の「逆トライク」で、
自動二輪と同じ扱いになります。
宅配の三輪バイクもトライク?
三輪バイクと言えば、
ピザの宅配で使われるスクーターが
すぐに思い浮かぶのではないでしょうか?
宅配の三輪バイクもトライクなのでしょうか?
いえ、これがちょっと違います。
トライクの特徴はコーナーリングのときに、
車体やタイヤを傾けないことなのですが、
宅配の三輪バイクは傾けて走るので
トライクとはいいません。
宅配用のスクーターはホンダの「ジャイロ」という車種で、
原付バイクと同じ扱いになります。
ただし、後輪の左右のタイヤの距離を500mm以上に改造すれば
「ミニカー」という区分になり、
自動車の普通免許が必要になります。
一方で、ミニカーであればヘルメット着用の義務や、
30km/hの速度制限がなくなります。
二段階右折の必要もなくなります。
もちろん、バイクとほとんど同じで体を覆うものがないので、
トライクと同じように安全のためにも
ヘルメットは必ず着用するようにしましょう。
街で見かけるジャイロで
ヘルメットを着用していないところを見かけた場合、
ナンバープレートの色を確認してみてください。
色が水色だったら「ミニカー」としての登録をしている
車両だということが分かります。
まとめ
トライクの魅力は何といっても
転倒のリスクが少ない三輪の安定性です。
そして普通自動車免許で運転できること、これもありますね。
そして二輪バイクにしか味わえない開放感も味わえます。
二輪車からの改造にはお金がかかりますが、
これからの新しい潮流になりそうな気がします。