LED vs蛍光灯・・一体どちらがオトクなのでしょうか?
双方のメリットデメリットをご紹介して、
オトクなほうを選んでいただきたいと思います!
LEDと蛍光灯を交換する方法って?
蛍光灯からLED直管(蛍光灯型)に交換するのは
ただ直管を交換すれば良い、と思っていませんか?
サイズは合うのでただ直管を交換すれば良い、
と思われがちですが、注意が必要です。
蛍光灯の安定器がついたままではLEDを使うことができませんので
配線工事が必要です。
配線工事は電気工事専門の業者に依頼する必要があります。
工事不要なタイプもありますが、
蛍光灯の安定器を流用するので安定器の電気のロスのため、
節電効果が出にくくなります。
不用意な交換で火事になってしまった事例もありますので
十分注意して交換しましょう。
LEDと蛍光灯の寿命ってどのくらい違うの?
比較してみました。
白熱電球:1,000~2,000時間
蛍光灯: 10,000時間
LED: 40,000時間
蛍光灯は白熱電球よりずっと寿命が長いですが、LEDはそれをはるかに上回りますね。
1日10時間使用するとして、蛍光灯は3年7ヶ月で寿命になりますが、
LEDは11年持ちます。
LEDと蛍光灯を徹底比較してみよう
消費電力
かつてはLEDと蛍光灯の消費電力はほとんど同じ、と言われてきましたが、
現在の蛍光灯型LEDは従来の蛍光灯より50%以上節電できるタイプが流通しています。
照明器具の小型化
LEDは照明器具の小型化ができます。
屋内外を問わず様々なシーンで活用できます。
熱、紫外線
蛍光灯は白熱電球ほどには熱くなりませんが熱が出ます。
また紫外線が出るため虫が集まりやすくなります。
LEDは熱が蛍光灯よりはずっと抑えられますし、
紫外線が出ませんので虫が寄りにくいです。
色合い
蛍光灯には「昼光色」「昼白色」「電球色」の3種類があります。
LEDは暖色系から寒色系まで様々なバラエティーがあり、
1つの照明器具で色合いと明るさを変えられるものがありますので
調光、調色がしやすいのもメリットです。
明るさは10段階で変えられるものもあります。
30分かけて徐々に暗くなったりするタイマーも付いているものもあります。
明るさ
蛍光灯は直管の場合両端、円形の場合継ぎ目が黒くなってきて明るさが落ちますが、
LEDは寿命まで常に一定の明るさを保ちます。
蛍光灯はチラツキが発生しますが、LEDにはありません。
蛍光灯はスイッチを入れても明るくなるまで少し時間がかかりますが、
LEDはスイッチを入れるのと同時に明るく点灯します。
価格
シーリングライトの例を挙げてみましょう。
蛍光灯は1時間の電気代が3.1円、1日8時間使用して、1年間に9052円
LEDは1時間1.2円、1日8時間使用して、1年間に3504円
つまり電気代は年間5548円お得ということになります。
蛍光灯は32W+40Wの丸管で約1000円、LEDの場合は約4000円します。
LEDのほうが、値段が4倍しますが、
電気代を考えると1年でランニングコストは蛍光灯より安くなることがわかります。
優れもののLEDにデメリットはない?
いいことだらけのLEDですが、デメリットはないのでしょうか?
まずは初期費用がかかるということです。
かく言う私も白熱電球のほうが圧倒的に安いため、
とりあえず白熱電球のほうを買ったこともありました。
でも長い目で見るとLEDのほうがお得です。
LEDは高温に弱く高温にさられる場所だと寿命が縮む恐れがあります。
それで浴室での使用には向きません。
発光部分の寿命は40,000時間といっても
電源部分(照明機器自体)は使用時間にかかわらず10年程度です。
LED vs蛍光灯・・どちらがオトクなのでしょうか?
結論はそう、LEDですね!
LEDにも高温に弱い、初期費用がかかるなどのデメリットはあるものの、
ご自宅のほとんどの照明器具をLEDに変えると電気代をだいぶ節約できると思います。