見るのもおぞましいスズメバチの巣。
できれば見たくもないと思いますが
知っていなくちゃ自分で駆除はできません。
そういうわけで今回はスズメバチの巣について、
みなさんにちょっとだけ詳しくなってもらおうかと思います。
やっぱり隅の方が多い？スズメバチの巣が作られやすい場所は？
スズメバチの巣のイメージは家のどこかしらの隅っこに作られてる、
というイメージが多いと思います。
実際多いのはやっぱり隅です。
屋根の隅や、三角屋根の角の内側などにもあります。
他には庭木の周辺などにもあるときはあります。
しかし、それは他の蜂でも同様で、
スズメバチの場合はあっと驚くような場所に
巣を作っていることがあります。
庭木の中では青々と生い茂っている元気な木ばかりではなく、
枯れた庭木の樹洞の中に巣を作っていることがあるのです。
一見すると何でもない枯れ木なのに、その中に巣があるのです。
他には室内で、戸袋の中や屋根裏などなどです。
ここは絶好のスペースであり、同じスズメバチが何度も、
同じ場所に巣をつくるようになる絶好の設営スペースです。
また、床下にも作られてしまう場合もありますね。
床下はほとんど確認をしない場所で、作られるとかなり厳しいでしょう。
換気扇のフードの中もです。
使っていない換気扇フードは、空気の入れ替えもなく、
さらに邪魔をするようなものもないということもあり、
入ってくる外敵もいないために、絶好の営巣場所になります。
カバーを外したらすぐそこに大きな巣と多数のスズメバチがいる、
なんていうことに遭遇してしまうこともありますね。
また使用している換気扇でも巣があることもあるので、
一度チェックしておくといいかもしれませんよ。
ちょっと怖いけど。
庭に置いてある使っていない不用品にもスズメバチは巣を作ります。
例えば、タイヤや古くなって放置している家具などですね。
何と言っても雨風をしのげる場所になるからですね。
なお、配電盤や鳥の巣箱などにも入っていることもあります。
これらも雨風をしのげる場所だから営巣されてしまうのです。
入って来ないようにしっかりと密閉しておかないと、
将来的に大変なことになってしまうかもしれませんよ。
早めに対処しよう！作り始めのススメバチの巣に効果的な事は？
スズメバチの巣は見つけたときにはもう巨大になっており、
巨大なスズメバチの巣の中から大量のスズメバチが
でてきてしまう可能性もあり、
駆除するのはとてもとても危険です。
そのため、早目に見つけて早目に対処をするのがとても大切です。
特にかなり小さいときは、スズメバチの女王蜂しかいません。
女王蜂だけがいるかなり小さなスズメバチの巣は
だいたい1ヶ月間はそのままです。
1ヶ月間の内に対処しましょう。
なお、その状況だと巣の中には新たな幼虫が増え始めており、
一度幼虫が成虫になるとどんどんスズメバチが増えて行き、
凄まじいスピードで巣の大きさが変わっていってしまいます。
ちなみに小さな状態の巣、
だいたい4センチから5センチほどの大きさですが、
これくらいの大きさになっている時期は、
基本的に4月下旬から5月下旬あたりになります。
その時期にできるだけ巣の作られやすい場所を調べて、
早目の駆除をしてしまうといいでしょう。
殺虫剤でブシューと。
1匹だけであれば殺虫剤で殺してしまうのでも構いません。
見つけたら速攻で殺虫剤を吹きかけ、巣を撤去させるのが効果的です。
スズメバチの種類ごとの性質と巣をつくる場所
最後に種類ごとのスズメバチを見てみましょうか。
まずは有名なオオスズメバチです。
日本全国、どこにでもおり、名前の通り4センチ近くあります。
体長はかなりの大柄で巨大なスズメバチとして有名ですね。
色んな場所に巣をつくりますが、枯れ木の中や土の中にも巣を作ります。
土の中に作られることが極めて多く、巣を見つけ辛い性質があります。
秋になるとかなり凶暴性が増すため、早目に駆除すべきタイプです。
また、多種多様な場所に巣を作る蜂でもあり、
気が付いたら巣があるということもあるので要注意です。
キイロスズメバチは一番小さなスズメバチにあたります。
凶暴性が非常に高く、巣の中には数百匹から数千匹程度もいます。
木の近くや家の隅などに多く巣を作るスズメバチなので要注意です。
コガタスズメバチは小型といいますが、中くらいの大きさです。
オオスズメバチに似た形で小型のオオスズメバチと言う感じですね。
巣に数十匹程度で比較的小規模、さらに攻撃性も高くありません。
人を襲うことも巣を攻撃されない限りはないと言ってもいいでしょう。
巣を作る場所も樹の枝や庭の植え込みというような部分に作られ易く、
探そうとしなければ見つからないようなタイプのスズメバチですね。
