あなたは現在、福祉住環境コーディネーターを目指されていますか?
現在の日本は、超高齢化社会に向かって
凄まじいスピードで進んでおります。
また障害者の社会参加、自立支援なども
これから増々活発化してくることでしょう。
すると高齢者や障害者の住環境を彼らの側の視点に立って寄り添い、
建築業者や医療関係者などの専門職の間に立ち
問題点を改善していくコーディネーターが必要になってきます。
そのコーディネーターこそが、福祉住環境コーディネーターなのです。
今回は福祉住環境コーディネーターになれる
独学テクニック3つ紹介についてご紹介させていただきます。
福祉住環境コーディネーターの合格率ってどのくらい?
これから福祉住環境コーディネーターを
目指そうと思っている方にとって
一番気になるのが、
やはり福祉住環境コーディネーター試験の合格率ですよね。
福祉住環境コーディネーター試験の合格率は
一体どれくらいなのでしょうか?
福祉住環境コーディネーターの試験は、
東京商工会議所および各地の商工会議所が主催しています。
試験は、1級から3級までわかれており、
1級は年に1回、2・3級は年に2回行われており、
1999年に第1回が開催され、現在最新の試験は、
2018年7月8日(日)に2級と3級の試験が行われました。
最新の試験である2018年7月8日(日)での2、3級の合格率は、
2級は13.8%、3級は56.6%になっています。
また2017年度に行われた、1級の試験の合格率は5.9%です。
福祉住環境コーディネーターの難易度ってどのくらい?
高齢者や障害者の住環境の改善に期待がかかる
福祉住環境コーディネーターですが、
その試験の難易度はどれほどのものでしょうか?
難易度を客観的に表すデータとして重要なのが合格率ですが、
3級が最も合格率が高く、1級に向かうにつれて
合格率は低くなる傾向が見られます。
福祉住環境コーディネーター3級の難易度とは?
3級の難易度ですが、最新の合格率は56.6%であることから、
2人に1人は合格する難易度の試験だということがわかります。
3級試験の目的は、
受験者が主に福祉と住環境に関する基礎的な知識を
有しているかを審査することが目的の試験です。
またほぼ一般常識的な事柄を問う内容が多く
いわば福祉と住環境の入門テスト思っていただくと良いでしょう。
マークシート方式による四肢択一問題が中心の試験です。
福祉住環境コーディネーター2級の難易度とは?
2級の難易度ですが、最新の合格率は13.8%であることから、
10人に1人が合格する難易度の試験だということがわかります。
2級を受験するには、最低3級レベルの福祉と住環境に関する
基礎知識が必要になります。
その上で、福祉と住環境の現場レベルでの
仕事に使える実践力が試される試験になります。
そのため建築法規や福祉器具を取り付け時の
寸法や数値などが問われます。
こちらはマークシートで五肢択一が中心の試験です。
福祉住環境コーディネーター1級の難易度とは?
1級の難易度ですが、最新の合格率は5.9%であることから、
20人に1人が合格する難易度の試験だということがわかります。
1級は当然2級まで知識全てが必要になり、
試験の目的も個人の住宅だけでなく、
生活圏全ての福祉施設も含めた街作りのリーダーとしての
役割を持っているのかということを審査する試験に変わります。
1級はマークシート試験2時間、記述試験2時間になり、
2級と比べても試験時間が一挙に2倍に増えます。
記述試験は、ある条件を指定され、
住宅環境整備のプランニングを自ら考えたものを
記述しなければなりません。
福祉住環境コーディネーターになれる独学テクニックとは?
福祉住環境コーディネーターを独学で勉強する方法ですが、
受ける級によって勉強法を変える必要があります。
福祉住環境コーディネーター3級の独学テクニックとは?
こちらはマークシートの四択で、
ほとんど福祉住環境の基礎的な事しか出てこないので、
教材や参考書の用語とその意味を中心に暗記で勉強することで
合格できるかもしれません。
福祉住環境コーディネーター2級の独学テクニックとは?
2級の独学テクニックは、3級での勉強法プラス、
高齢者や障害者の病気や怪我の特徴と対策、
また相談業務に関する知識など
福祉住環境に関するより細かな知識を確実に暗記すると
合格できる確率は高まるでしょう。
福祉住環境コーディネーター1級の独学テクニックとは?
こちらは2級までの勉強法プラス、
建築や医療に関するより深い知識を覚える必要があります。
また記述試験では、プランニングがあるので
建築物に対する寸法や、平面図など各種図面を読み取れる
練習をする必要があります。
全ての試験にいえることは「暗記」が主体であり、
ほとんど参考書に書かれていることからしか出題されないので、
まるごと暗記は独学テクニックの必須といえます。
まとめ
今回は福祉住環境コーディネーターになれる独学テクニック
についてご紹介させていただきました。
福祉住環境コーディネーターは高齢者や障害者の住環境にとって、
「かゆいところに手が届く」役割を担ってくれ、
これからもっとも日本で必要とされる資格です。
あなたも福祉住環境コーディネーターの資格を持つことで
日本の福祉をより改善する手助けをされてみてはいかがでしょうか。