難関国家資格と言われる「税理士試験」。
このブログでは「税理士試験」はどんなものか?
難易度はどうなのか?
取得後のメリットはどんなものか?についてご紹介します!
「税理士試験」の取得を目指している
あなたのモチベーションになれば幸いです。
税理士試験でどんな科目が免除になるのでしょうか?
税理士は、税金に関する相談を受け、税務書類を作成し、
税務申告書の提出を代行する働きをします。
納税は国民の義務ですし、年に一度
私たちの非常に身近なところにある手続きですので、
税理士の果たす役割は大きいと言えます。
まず、税理士になるにはどうすればよいでしょうか?
試験には受験資格があります。
誰でも受験資格があるわけではありません。
受験資格は以下のとおりです。
● 大学、短大、専修学校の専門課程で法律学又は経済学を1科目以上履修し卒業した人
● 司法試験合格者
● 公認会計士試験の短答式試験に合格した人
● 日商簿記検定1級合格
● 以下の業務を2年以上従事した人
1. 法人又は事業行う個人の会計に関する事務
2. 銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け、運用に関する事務
3. 税理士、弁護士、公認会計士等の業務の補助事務
税理士試験にはどのような科目がありますか?
以下の5科目に合格しなければなりません。
必須2科目:会計学、簿記論及び財務諸表論
選択3科目:税法科目(所得税・法人税法・相続税法・消費税法・酒税法・国税徴収税法・住民税・事業税・固定資産税)
のうち受験者の選択する3科目(所得税法または法人税法のいずれか1科目は必ず選択)
なお、ここが税理士試験のキモといえる部分なのですが、
税理士試験は「科目合格制」をとっています。
受験者は一度に5科目を受験する必要はありません。
毎年1科目ずつ受験してもよいことになっています。
つまり自分のライフプランに合わせて
毎年少しずつ科目に合格していき、
時間かけて税理士試験に合格していく人もいます。
逆に一度に5科目を受験して合格する人は殆どいません。
働きながら取得していける資格ですが、諦めない姿勢、
根気が必要になります。
税理士試験の合格率は驚きの数字です・・!
税理士試験の合格率はどれほどでしょうか。
年度により多少の変化はありますが、
10%~15%強で推移しています。
各科目とも満点の60%が合格基準とされています。
問題が易しかったと言われる年でも合格率がほぼ変わっていない
ことから、実際には上位10%から15%が合格する相対評価による
競争試験ということになります。
模範解答や採点基準の公表はなく、不合格の場合は、
AからDのランク(合格に近いほうがA)が通知されます。
選択科目の方は合格率が11~14%とばらつきがあります。
合格率が高い科目を選びたいところですが、
この合格率も毎年変わります。
必須科目である簿記論、財務諸表論、
選択必修科目である法人税法、所得税法は
ボリュームが多いため、
これらの科目の2科目を1年で合格するのはかなり大変
になるかもしれません。
税理士資格取得後のメリットは?
税理士の資格を取得すると、資格試験の苦労が報われます。
例えばあなたが税理士事務所に勤めていて、税理士資格を得ると、
業務内容は変わらないかもしれませんが、
「税理士」の肩書きが付くことによって信頼や信用が増す
ことになります。
次第に任される仕事も異なってきます。
「税理士」の肩書きが付くと収入アップが期待できます。
また就職や転職が有利になることは間違いありません。
同時に税理士としての責任ある行動が求められることになります。
では税理士を目指しているあなたにとって最初に行うべきことは
何でしょうか?
まず「受験資格」があるかどうかを確認することです。
税理士になるには短い道のりではありませんが、
取得する価値は十分にあると言えます。
なぜなら、「税金がなくならない限り、税理士の仕事はなくなることはない」からです。