遺産について全てをたった一人で相続することはないと思います。
家族だったり親戚だったり兄弟だったり。
多くの人達と分割して、分け合うことになりますね。
そのような場合に「遺産分割協議書」なるものが必要になります。
やけに仰々しいものですが、要するに同意書みたいなものです。
さて、この遺産分割協議書についていろいろと紹介したいことがあります。
それらを紹介していきましょう。
遺産分割協議書で雛形を使用する時の注意点は?
遺産分割協議書はどう作っても構わないものです。
しかし、ある程度は作り方が分かってないと意味がありません。
そこでおすすめになるのが、遺産分割協議書の雛形です。
無効にされない遺産分割協議書を作成するために
雛形を使用しましょう。
複数人相続人がおり、法定通りの相続を行わない場合には欠かせません。
決めることははっきりと書くことが一つの注意点です。
誰が、どの財産を、どのくらい相続するか。
相談をして決まったことを覆させないために、
誤りを無くしましょう。
雛形を使えばだいたいは大丈夫です。
ただし、相続人全員の押印が必須。
遺産分割を相続人全員で行なったという証拠であり、
無ければ効果がないことに注意しましょう。
雛形を使えばある程度は大丈夫だが、
ミスなどが生じたり、素人でやるのは厳しい
という意見もあります。
また弁護士などの法律事務所を利用して作成することも
検討しましょう。
より正確に間違いのない分割協議書を作る重要な手段です。
遺産分割協議書の雛形で法務局にあるのか
遺産については法律に関わることです。
そのために、雛形が法務局になると思われるかもしれません。
しかし、遺産分割協議書としては法務局に雛形は存在しません。
誰が言いふらしているのかそういった情報もあります。
しかし遺産分割協議書としてはダウンロードできるものはなく、
あっても遺産分割の申請書のようなものであり、
協議書は一切なし。
そもそも、法的に書式が決定されていないのが遺産分割協議書です。
手書きでも作成出来てしまうものです。
さらに言えば、遺産分割に関しては法務局も管轄ではありません。
提出する先も家庭裁判所ですからね、法務局と関係ないんです。
どのようなところから書式の雛形を入手するのでしょうか。
言っちゃうと法律事務所などが作っているものをダウンロードします。
法律事務所などのサイトから雛形はダウンロードしましょう。
様々な形がありますが、おおむね似たような内容になります。
遺産分割協議書を作成するポイントをチェック!
では、最後に遺産分割協議書を作成する上でのポイント。
これらを4つ紹介して終わりたいと思います。
トラブルを防止するために、相続人の住所と氏名は手書きにしましょう。
先ずひとつのポイントがこれです。
誰かが改ざんできないようにですね。
土地や建物などの不動産は登記簿謄本に記載される通りに書くこと。
二つ目はこちらです。
間違いがあると手続きができなくなる理由になります。
間違いのないように確認を怠らないようにしましょう。
三つ目は遺産や債務の漏れを出来る限り無くすこと。
全ての把握は難しいでしょうが、
財産は特定できるように正確に記載します。
それでも、財産の全てを把握するのは難しいものです。
そのような場合に備えるのが、四つ目のポイントです
新たな遺産が発生した際に備えておくことです。
遺産分割協議書に「新たな遺産が後日発生した場合」、
その遺産が誰の元へ行くのかを明らかにしておきましょう。
ただし、財産がどのようなものであれ相続することに注意しましょう。
何はともあれ、トラブルの内容にしっかりと決めることが大切です。