あがり症って、本当にめんどくさいですよね。
朝礼で、会議で、出先で、ちょっと人と話すだけなのに、
手が震えて、言葉が舌に張り付いて、顔が熱くなって……！
「掌に”人”と３回書いて飲み込む」なんておまじないが昔からあるくらいですから、
あがり症は古くからたくさんの人を悩ませてきたんだなって思いますよね。
私も学生時代くらいまで結構なあがり症で、
学校行事なんかで何度となく微妙な思い出を作ったものです。
……とか言うとすっかり克服した人みたいですが、
今でも胸がどきどきしてうまくしゃべれなくなるなんてこと、
ありますよ。
自分で何とかできる人もいればそうでない人もいる。
そう割り切ってセミナーやグッズに頼ってみるのもいいかもしれません。
あがり症の克服セミナーって？料金や内容は？
１講座１時間程度で定期的に通うもの、
半日～２、３日集中講義を受けるもの、
はてはDVDなどのの動画講座まで、
あがり症克服セミナーは本当にたくさんあります。
内容もスピーチの練習からボイストレーニングやエクササイズ、
果ては瞑想や催眠まで幅広いですね。
かかる費用はDVDなどの動画講座が一番安くて２万円以内、
高いものでは５０万円近くなんてのもあります。
じゃあどんなのを選べばいいのでしょう。
あがり症の大きな原因の一つは「自信のなさ（≒不安）」と言われています。
なのであがり症の人は、例えセミナーを試してみても
「安い方法だったからダメなんじゃないか」
とか
「すごくお金をかけたのにダメだったなんて私はよっぽど重症なんだ」
とか考えてしまって悪循環に陥りやすいのだそうです。
真面目な人ほどその傾向が強いです。
なので「面白そうだな」と思えるセミナーを選ぶのがいいと思います。
いえ、いい加減なわけじゃないんですよ！
習い事感覚で気楽にやったほうが効果が大きいんですよ。
あがらないように、
つまり緊張しないようにするために通うのですから、
「思いつめる」みたいな究極の緊張状態で習いに行くって、
むしろちょっとおかしいでしょう？
あがり症の克服グッズって？効果はあるの？
要は心の問題なので、心を落ち着けられるものを使えばいいわけです。
あがり症で悩んでいる人は本当に多い
（日本人の８割以上と言われています！）ので、
克服グッズもたくさん考えられていますね。
「嗅覚」というのは本能を直接刺激するものなので、
香水をはじめとしたアロマ方面からのアプローチは
効果が高いと言われています。
別にリラックス効果のあるハーブの香りでなければならない、
というわけではありません。
もしその匂いが苦手だった場合、つらいだけですしね。
単純に、あなたの好きな香りを見つけてください。
好きな香りを身に着ける、というのは確かに（別の意味で）アガりますしね！
筋肉の緊張をほぐすと言われるゲルマニウムのネックレスなんかもいいですね。
「似非科学じゃない？」と思ってしまう方もいるかもしれません。
いいんですよ別に、科学的根拠なんて。
要は心の問題です。
「こいつがいるから今日は大丈夫！」
そう思えるものを持ち歩いて本番前にちらっと見るだけで、
かなり変わりますよ！
（実は私はこれ派でした）
パワーストーンとかお守りとか、お好きなもので試してみてください！
でも、「恋人の写真」はだめかもしれませんね。
ドキドキしちゃうから！
自宅でできる！簡単あがり症克服トレーニング！
トレーニング、と身構える必要はありません。
いつもと違う（特に苦手な）何かをする、と思ったら
むしろその方があがり症には悪影響ですからね……！
口を大きく開けて、「あーうーあーうーあーうーあー」と動かしてください。
もう、ギャグマンガか！ というくらい大きくおおげさに。
しゃべるときにあがりやすい人は声も出してください。
あなたが出せる一番低い声で。
顔面の筋肉（表情筋）は種類が多く複雑で、
その割に社会に出て仕事をしてるとあまり使わなくなるので
凝り固まりやすいんだそうです。
あごや口の周りの筋肉が柔軟に動かせなければ、
しゃべりにくいに決まっています！
それに、やってみるとわかるんですが、
意外と気持ちいいんですよ。
気持ちいい、ということは、緊張がほぐれた状態、と言えます。
ガチガチに緊張して気持ちいい、なんてことは普通ないでしょう？
１回でダメなら２、３回やってみて、
最後にニコッと笑顔を作ってみてください。
驚くほど肩から力が抜けるのを感じると思いますよ！
まとめ
あがり症の克服、というのは、何度も言うように心の問題なので、
「これで完璧！」という誰にでも使える絶対の解法がないもの。
でも逆に言えば、
他人にとっては全く効果のない方法でも、
あなたには効果てきめん！
なんてこともありえるわけで。
最終手段として病院（心療内科）でお薬をもらう、という手もあります。
これはどちらか言うと、
「もしこれで無理だったら病院で薬もらえばいいや」
という心の保険として考えましょう。
そうすれば余計な緊張をせずに
あなたに合う克服法を探すことに集中できますからね！
