引っ越しをすることになるとエアコンの取り外し、
新居での取り付けが必要になりますよね。
引越し時のエアコンの取り付け・取り外しは引越し業者に頼めば、
引っ越しとスケジュールを合わせて業者を手配してくれるので
楽です。
でも引っ越しは引越し業者に頼まず自分で行うから、
エアコンの取り外しもできるだけ費用を抑えたい、
可能なら無料で済ませたい、という方もおられるでしょう。
ここではエアコンの取り外しは無料でもできるの？
という点を考えてみます。
エアコンの取り外し、取り付けの相場はどのくらい？
エアコンの取り外し・取り付けは標準工事費で
1万円～1万5千円位かかります。
エアコンを新居で使えるようにするには
配管パイプやコンセントの交換が必要になることがあり、
それにはオプション料金がかかります。
さらに室外機がベランダや外の地面に置けない場合、
屋根や上からの吊り下げも必要になります。
壁にエアコンの穴が空いていない場合も、
穴を開ける工事料金が必要になります。
そうすると相場的には2万円～3万円位かかります。
エアコン取り外しは自分でやることも可能？
エアコンの取り外しにお金をかけたくないので自分でやりたい、
と思われるかもしれませんね。
それは可能なのでしょうか？
不可能ではありません。
エアコンの取り外しには以下の工程が必要です。
1. ポンプダウンで冷媒ガスを回収する
（室外機に冷媒ガスを閉じ込める作業）
2. エアコン室内機の電源プラグを外す
3. 室外機から配管パイプを取り外す
4. 室外機側の電源コードを切断する
5. 配管とドレンホースを取り外す
6. 室内機の取り外しを行う
7. 室外機の取り外しを行う
8. 配管パイプなどの取り外しを行う
9. 壁の穴（配管穴）を埋める
かなりややこしい作業だと思いませんか？
DIY的にエアコンを取り外す場合は、
ネットでも方法が動画でも紹介されていますし、
メーカーの解説書をよく読んで
見よう見まねで挑戦することも可能ですが、
全く経験のない人が行うと大きな事故につながる
こともあるので注意が必要です。
特に怖いのはエアコンコンプレッサーの破裂です。
これは①のポンプダウンで冷媒ガスを回収する作業で
起こることがあります。
室外機が破裂して窓ガラスが割れたり、
怪我をしたりする危険性があります。
ですから素人ならエアコンの取り外しは
業者に依頼するほうが得策です。
エアコンの取り外しを無料でする方法とは？
今まで考えてきたのはエアコンの取り外しと取り付けを
セットで行う場合の費用です。
実はエアコンの取り外しだけなら無料で行うことも
可能なんですよ！
要はエアコンをどうするか、という話になってきます。
もしエアコンを処分したいのであれば、
家電リサイクル法に従ってリサイクル料、
収集運搬料がかかってきます。
エアコンの取り外し工事もあわせて行えば、
4000円から6000円くらいかかります。
エアコンを中古で売る、つまり買い取ってもらう場合は
どうでしょうか？
エアコンの標準使用期間は約10年になります。
使用年数が10年に近いようなエアコンは
買い取ってもらえることはありませんが、
5年以内のものなら買い取ってもらうチャンスがあります。
日本全国にはたくさんのエアコン買取業者がいます。
無料出張査定を行っているところもありますので、
一度見積もりを取ってもらうことをお勧めします。
買い取ってもらう場合は良いのですが、
エアコンの取り外しがすべて無料で、
回収してくれる業者もいます。
そういった会社はリサイクル業者ですが、
エアコンの処分には法律でお金がかかることになっていますので、
買い取りでない限り無料で回収するというのは不自然です。
中にはエアコンから出る、レアアース、レアメタル等
売れるものだけを取り出して後は不法投棄する
という悪徳業者もいます。
そのような業者を見分けるには、その業者が
「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っているかを
確認する必要があります。
まとめ
ですから、エアコンの取り外し、処分には基本お金がかかる、
ということを覚えておきましょう。
取り外しは、専門知識のない人は業者に頼むようにしましょう。
中古でエアコンを買い取ってくれるときには、
業者がエアコンを無料でまたは買い取り費用と相殺で
取り外してくれます。
