レギュラー車にハイオクガソリンを入れると燃費が良くなるのか、
ハイオク車にレギュラーガソリンを入れると燃費が良くなるのか、
ちょっと気になるところですよね~。
どんなふうに給油すればお得になるのかも知りたいところです。
このブログでは「燃費」という観点から、
ガソリンの上手な入れ方を解説いたします。
軽油とハイオク、レギュラーの違いをここでハッキリさせましょう!
車に乗らない人、車にあまり関心がない人の中には、
軽油とハイオク、レギュラーの違いについて
こんなふうに考える人もいます。
軽油とハイオク、レギュラーはガソリンのグレードで、
グレードの高い順に、ハイオク、レギュラー、軽油となる
軽油は軽自動車用の燃料である
これらはすべて間違っており、しかも危険な間違いですので、
注意が必要です。
ハイオクとレギュラーは「ガソリン」ですが、
「軽油」は全く別の燃料です。
ガソリン車であればハイオクとレギュラーのどちらを入れても
問題はありませんが、軽油を入れるととても危険です。
軽油はガソリンとは全く異なる燃料だからです。
ガソリンがタンクに残っているうちは走りますが、
やがてエンジンが停止してしまうどころか、
マフラーから黒煙が出てエンジンが故障して
廃車になる可能性もあります。
ガソリンに対して、軽油が10%程度なら問題なく走るようですが
燃料費を浮かせるためにそれを行うことはNGです。
軽油を燃料とするディーゼル車にガソリンを入れても同じように
故障してしまいます。
もしセルフ給油で間違えて指定外の燃料を給油してしまったら、
どうしたらよいでしょうか?
まずエンジンを始動させないことが第一です。
ガソリンスタンドのスタッフに
ガソリンタンク内の燃料を全て抜いてもらい、
ガソリンを入れ直して、
ディーゼルの場合は燃料管内の空気を抜く、
という作業が必要です。
もしガソリンスタンドで対応できない、
または車の発進後にエンジン音の異常で気づいた場合、
JAFや任意保険のロードサービスに電話をして
近隣の整備工場までレッカー移動してもらって
同じ作業をしてもらう必要があります。
ガソリンスタンドはセルフ給油が一般的となっていますが、
入れ間違いがないように、
燃料の種類と色は全国で統一されています。
緑 – 軽油
赤 – ガソリン(レギュラー)
黄 – ガソリン(ハイオク)です。
青 – 灯油
※灯油は軽油、ガソリンとは入れる場所が違うので
間違うことはないと思いますが、念のため。
ハイオクをレギュラー車に入れるメリットとは?
ハイオク仕様ではないレギュラーガソリン車でも
たまにはハイオクを入れたほうがエンジンに良くて、
燃費もよくなる、という意見もあります。
実際のところどうなのでしょうか?
一般的にレギュラーガソリン仕様のエンジンに
ハイオクガソリンを入れると、
次のような変化があると言われています。
・出力がわずかに向上する
・エンジン内が汚れている場合、出力がわずかに向上する
・エンジン内のデポジット(燃料やエンジンオイルの不完全燃焼生成物)がわずかに取れる
・ノッキング頻度が低下する (ノッキングがある場合)
「わずかに」という言葉が多用されていることに注目してください。
燃費の方はどうなのでしょうか?
古い車だったり、使い方や相性によっては
燃費が「わずかに」良くなる可能性はある、
ということができます。
どのくらいならハイオクのほうがお得になる?
ハイオクはレギュラーよりも1Lあたり10円程度高いですので、
もし自分の車の燃費をチェックしてみて、
リッター10kmぐらいの車であれば、
0.5~1kmぐらい燃費が良くなるならば、
ハイオクを入れたほうが良いかもしれません。
逆にハイオク仕様の車にレギュラーを入れると
どうなるのでしょうか?
ガソリン代は浮かせることができますし、
すぐに故障することもありませんが、
長い目で見ると故障の原因になる可能性は
否めません。
まとめ
燃費の観点からハイオクとレギュラー、
どのように入れればよいか、ズバリお答えしますと、
レギュラー仕様の車にはレギュラーガソリン、
ハイオク仕様の車にはハイオクガソリンを入れる、
ということです。
まあそのままなのですが、
レギュラー仕様の車にハイオクを入れると、
場合によってはわずかに燃費の向上が見込まれる場合もある、
ということを付け加えておきたいと思います。