毎年毎年繰り広げられる受験戦争。
限られた合格者の席を取るために
今の今も必死に学生たちは勉強をしている事でしょう。
大学受験は子供の将来、
学生の目線で言えば自分自身の人生を大きく左右しますから、
重要この上ないですね。
できることならば、
学校の授業だけで志望校に合格できるようになりたい
と考えている家庭もあるでしょうが、
あまりおすすめはできませんね。
実際、学校の授業だけで勉強をしようにも限界は存在しますし、
何より予備校に通っている学生たちとは大きな大きな差が生まれてしまいます。
もしも、確実に志望校に受かりたい、
受からせてあげたいのであれば、
お金をかけてでも予備校に通うという選択肢は
選択せざるを得ないものだと言えます。
1年間で予備校にいくら必要なのか
しかしやっぱり気になるのは費用の額ですよね。
まずは大手と言われる受験予備校の1年間の費用を見てみましょう。
大手の受験予備校は三つ、駿台予備学校、河合塾、東進ハイスクールです。
駿台予備学校は通常授業が月単位での負担となっており、
通常授業費が合計24回で732000円となっています。
その他夏期講習や冬期講習、
入学金を合わせるとなんと934800円にもなります。
河合塾も同じく、通常授業は月単位での負担になりますが、
同様の24回分で571200円となっています。
同様に夏期講習等を合わせた金額の合計が720560円となります。
最後の東進ハイスクールは大手として非常に有名な予備校ですね。
こちらは一授業毎にお金がかかり、
さらにはチューターに進路を相談するための
担当指導料なども発生します。
授業料は数学20回分、英語30回分、物理40回分で415800円。
こちらも夏期講習などなどを含めた合計は675000円となっています。
安さで選ぶなら東進ですが、
実は一授業あたりの値段は一番高くなったおり、
一番安いのは駿台なんですね。
また、駿台はこの大手の中でも一番東大生を輩出している予備校でもあります。
どこを選ぶかはいろいろと考える必要がありそうですね。
受験全体の費用の平均は1世代前より下がっている?
三つの大手の予備校を紹介した中で、
100万円とまではいかないものの、
予備校の費用はとても高いと言う印象を受けたと思います。
とはいえ、これでもまだピーク時と比べると安くなっていると言われています。
具体的な値段こそは分かりませんが、
昨今の不景気もありますし、
90年代と比べると学生たちの数も減りました。
減った学生の中からちょっとでも値段を安くして
受講生を増やそうというのですね。
それに成功しているのが東進ハイスクールだとも言われています。
今現在、大手は3校と上げましたが、
かつては代々木ゼミナールも含めた四校が大手でした。
しかし、この代々木ゼミナールが凋落して、
一つ大きな利益を上げているのが東進ハイスクールですから、
上述した受講料の低さも東進ハイスクールの躍進に
一役買っていると考えていいでしょう。
もっとも、一番の要因は
学生側、家庭側に支払えるお金に限りがあることでしょうから、
一番安い東進ハイスクールに人気があるのは当然の事でしょうね。
浪人で予備校に通う場合は現役生よりお金かかる?
上記にこれまで紹介してきた費用に関しては、
全て現役生の通う場合の費用です。
浪人生の場合になるとちょっとだけ値段に違いが出ます。
とはいえ、基本的な授業料は変わりません。
変ってくるのはテキスト料などが発生することですね。
それらが発生することで、
どこの予備校もだいたい10万円近く費用が増加します。
もちろん、授業もそれなりに増えますし、
何より自宅だけではなく、
予備校に用意されている自習室などでも勉強が可能になりますので、
言ってしまえば仕方のない費用の増加です。
なお、もともとその予備校に現役の頃から通っていると
費用を少し免除してくれる場合もあるようです。
また、浪人時代の予備校の費用は目指す大学によっても違いが発生します。
私立大学になると少々安く、国公立大学や医学部などを目指す場合には
費用が10万円くらい増えるケースもあるようです。
やっぱり、一番は浪人をしないことが大切になりそうですね。
予備校に通うのであれば、
現役生の頃にしっかりと勉強をして現役で合格したほうがいいでしょう。
受験生の方は頑張ってくださいね。