老後破産についてご存知ですか?
老後は優雅に暮らせるだろう、と思っていたらこれが大間違い。
年金問題などなどもあるがそれは将来的な問題であり、
現時点では老後破産が一つの問題として取り上げられている。
収入のない老後に破産をすると、子供たちにも迷惑をかけてしまうことになる。
老後破産をしないためにはどうすればいいのでしょうか?
老後破産してしまう人の割合ってどのくらい?
ちなみにですが、
老後破産ってどれくらいの割合の人たちがなっていると思っていますか?
破産なんて少ないだろう。
破産してしまうのは資産をきちんと貯めていなかったり、
これまでろくな収入も無く、十分に出世しなかった
社会に貢献できていない人の問題だ。
なんていうことを割と本気で思っている方もいらっしゃるでしょう。
老後破産をしている割合は、高齢者世帯全体の約4割だと言われています。
老後破産で広く認知されているのは、
中年フリーターの方などと言われているが、
中年フリーターと呼ばれている世代はまだ老後にすらなっていません。
それを考えると、
4割の中にはもともと定職についていなかった人達もいるとは考えられるが、
中には真面目に働いて無事に定年退職を終えた人達も含まれているのです。
むしろそう言った人達が多く、破産をした人達の実際の声としては、
その大多数が定年退職後の破産など想像もしていなかった
というのが大多数を占めているのです。
老後破産の悲しい実態とは?
老後破産が現実問題として起こっている。
それ自体は分かるものの、
いったいぜんたいどうしてそんなことになってしまうのか。
前述の通り、全く想像だにしていなかった人達もいて、
そう言った人達が当事者となってしまうこともあり得る訳です。
どういうケースがあるのでしょうか。
実態としてはこういったケースが多いようです。
妻か夫のいずれか一方が病気になり、
それで子供もうつ病などの病気になって稼ぎがなく、
面倒を見る羽目になります。
そうすると貯金を切り崩すしかなくなり、
老後資産として貯めていたお金がだんだん減ってしまい、
結果として破産というケースですね。
毎日節約はしているものの、年金以上にお金を消費してしまいます。
息子もうつ病が原因だからこそ無理に働かせることも叶わないません。
良くあるポイントとしては
・配偶者のいずれかの病気
・息子や娘など子供の失業
予想することなど全くできないようなことが生じて、
支出だけが増え続けて、
ろくな生活も送れなくなってしまうのだと言えるでしょう。
老後破産の原因とは?
さて、実態にも少し触れたところで、
根本的な原因やその原因への対策等々を紹介していきたいと思います。
原因を見ると、自分は大丈夫だなんて言えなくなるでしょうね。
原因は大きく分けるとこの4つになります。
・予想外の出費(病気、介護、子供の面倒)
・熟年離婚
・社会から孤立してしまう
・投資失敗
予定外の出費は実態で紹介した通りですね。
こちらに関しては、対策の施しようはないでしょう。
病気や介護は本当に突然です。
どれだけ健康について気を付けようが、突如としてやってきます。
子供に関しても、
勘当できるような人であれば問題ないのでしょうが、
それができるほど親心を捨てきれない人が大多数でしょう。
特に子供が病気で働けなくなっていたのならば。
どうしようもないでしょう。
老後破産しないための対策とは?
余剰に貯金をしておくことと、
定年退職後も働くか節約を続けるなど、
金銭的な対策をしてもしもに備えておくことぐらいしか、
大きな対策はありませんね。
熟年離婚は一時期流行りましたね。
やってしまった人の中には後悔している人も多いでしょうね。
自由になれる、我慢から逃れられるなんて
テレビで紹介されていましたが、
待っているのは資産が半分になるという現実。
金銭的には我慢して結婚していた方が得をするんです。
対策は我慢することですね。
社会からの孤立は、
定年後の一人暮らしが原因となっていることがほとんどです。
女性の場合は比較的少ないのですが、
男性の場合だと「会社の付き合いしか人間関係がない」
という人が大多数を占めます。
仕事を辞めた途端に人付き合いがなくなって、
それが原因で、行政からの情報が伝わらなかったり、
自分が予想だにしないところで
犯罪に巻き込まれるなどのこともあるようです。
最低限の人との付き合いを持つ、
もしくはバイトでもいいから働いてみるのも、
孤立から逃れる対策だと言えますね。
投資の失敗はそのままです。
老後資金を投資して増やすというのは一つの資産運用なのですが、
こういったことは徐々に勉強をしてちょっとずつ手を出して、
ちょっとずつ儲けるというのが定石です。
にもかかわらず、運用しないとお金が足りないからと
一気に投資をしてしまう人がいます。
詐欺にあっている場合もありますが、
テレビなどでこうした方がいいと紹介されていたから自分も、
なんて具合に何も準備していないのに投資をしてしまって、
大金を失うなんてこともあるようです。
今から勉強を徐々にして、ちょっとずつ手を出すようにするのが一つの対策です。
しかし、向き不向きや上手くいく保証もないことですから、
手を出さないのが一番いい対策でもありますよ。